2008年 7月 11日 チボリ問題で倉敷市の姿勢は変わらず △▼ 倉敷チボリ公園の存続問題です。倉敷市の伊東市長は１１日、来年以降公園を縮小した場合も市単独では財政支援を行わない考えを示しました。伊東市長によりますと、今月４日に開かれた岡山県の石井知事と地主のクラボウの会談で、クラボウから「公園の規模を縮小する場合、公園用地だけを分割して貸してもいい」という回答を得たと、県から報告があったということです。これを受け、市議会各会派の代表と話し合った結果、改めて、市単独では財政支援を行わないことを確認したということです。この結果は、倉敷市の河田副市長から岡山県の島津副知事に伝えられました。県と倉敷市の間に歩み寄りが見られなかったことで、公園の存続は再び、厳しい局面を迎えました。 岡山でもｉＰｈｏｎｅ求め、販売店に列 ▲▼ 話題の携帯電話は岡山でも注目を集めました。アメリカ・アップル社製の携帯電話、「アイフォーン３Ｇ」が発売され、岡山市の販売店でも買い求める人たちの列ができました。ビックカメラ岡山駅前店では１１日正午の販売開始前には３０人以上が列を作りました。中には、１０日夜１１時から並んでいるという人もいました。アイフォーンはタッチパネル式の携帯電話で、音楽やインターネットが楽しめる機能を搭載しています。去年６月にアメリカで発売され、これまでに世界で６００万台が販売されています。この店では１１日は２種類の機種で４０台を用意していましたが、人気機種のため今後の入荷の予定は決まっていないということです。 夏の高校野球開幕 ▲▼ 甲子園出場をかけ熱戦の火ぶたが切られました。夏の高校野球の県大会が１１日、岡山・香川で開幕しました。サーパススタジアムで行われた香川大会の開会式では去年の優勝校、尽誠学園を先頭に春の県大会を制した第１シードの香川西など３９校の選手たちが力強く行進しました。そして、選手を代表し、香川西の近江玄池キャプテンが選手宣誓をしました。香川大会は試合が予定通り進めば今月２４日に決勝戦が行われます。一方、夏の高校野球岡山大会も１１日開幕し、倉敷市のマスカットスタジアムで開会式が行われました。開会式では、去年の優勝校、岡山理大附属を先頭に、過去最多の５７校の選手たちが入場行進しました。そして、津山東高校の芦田駿太主将が、「高校球児としての誇りを胸に全力プレーで戦い抜き、長い歴史に新たな１ページを刻むことを誓います。」と宣誓しました。岡山大会は１１日は開会式のみ行われ、試合は県内５ヵ所の球場で１２日から始まります。試合が予定通り進めば今月２４日に決勝戦が行われます。 善通寺市の強盗致傷事件で男を逮捕 ▲▼ 出会い系サイトで知り合った女性を殴りバッグを奪ったとして、善通寺市の男が強盗傷害の疑いで警察に逮捕されました。逮捕されたのは善通寺市与北町のとび職梅林健太容疑者（２３）です。警察の調べによりますと梅林容疑者は１１日午後８時前善通寺市生野町のコンビニの駐車場で、携帯電話の出会い系サイトで知り合った市内に住む２０歳の女性の顔などを殴り現金２千円などが入ったショルダーバッグを奪って逃走した疑いです。女性は顔などに軽いケガをしました。梅林容疑者は１１日午前、警察に出頭し逮捕されたもので取り調べに対して、「女性と口論になり、気がついたら犯行に及んでいた」と供述しているということです。 無資格で法律事務、会社役員ら逮捕 ▲▼ 弁護士の資格がないのに法律事務を請け負い、報酬を受け取っていたとして、倉敷市の会社役員の男ら４人が弁護士法違反の疑いで１１日、警察に逮捕されました。逮捕されたのは倉敷市平田の会社役員、國富武容疑者（５４）ら４人です。警察の調べによりますと、國富容疑者らは共謀し、去年７月から１２月までの間、岡山市の６０歳の無職の女性ら３人に民事裁判の訴状などを作成して、裁判所に提出させ、合わせて約３３０万円の報酬を受け取った疑いです。いずれも、消費者金融に払い過ぎた金の返還を求めたもので、返還金の３割を報酬として受け取っていました。取り調べに対し、國富容疑者らは容疑を認めているということです。警察は、同じように大阪から長崎までの範囲で数十人から報酬を得ていたと見て、余罪を追及する方針です。 岡山・香川でタクシーの特別監視地域指定 ▲▼ タクシーの台数が増加し、ドライバーの労働条件悪化などが懸念されるとして国土交通省は１１日、岡山・香川の５ヵ所を新規参入を厳しく規制する地域に指定しました。「特定特別監視地域」に指定されたのは岡山では岡山市など３ヵ所。香川では高松交通圏など２ヵ所です。これは、人口１０万人以上の都市でタクシーの供給拡大に伴いドライバーの労働条件悪化や利用者のサービス低下が懸念される地域に新規参入などを厳しく規制するものです。岡山県内ではタクシー事業の規制緩和が行われた２００２年以降の６年間でタクシーの台数が３０４４台から３７１６台に増えたものの、売り上げは６％減っている事などが指定の要因に挙げらてれます。この措置は３年間実施されることになっています。 町内会費着服の男を追送検 ▲▼ 町内会費を着服した業務上横領の疑いで今年４月に逮捕された岡山市内の前の町内会長がさらに３７０万円余りを着服していたとして、岡山地方検察庁へ追送検されました。追送検されたのは住所不定、無職の野崎敏明容疑者（６７）です。警察の調べによりますと野崎容疑者は岡山市西大寺地区神崎口町内会の会長を務めていたおととし９月から去年１月の間に町内会名義の口座から５回に渡って約３７１万円を引き出し、着服した疑いです。取調べに対し、野崎容疑者は「着服した金はギャンブルなどに使った」と容疑を認めているということです。警察は野崎容疑者を今年４月に逮捕し、余罪を追及していたもので、着服金額はこれで約７５１万円になりました。町内会の使途不明金は約１１６０万円に上っていて、警察は残りの金も野崎容疑者が着服したとみて、裏付け捜査を進めています。 賞味期限切れチーズで納入業者に処分 ▲▼ 先月、高松市の小学校の給食に賞味期限が８カ月以上過ぎたチーズが誤って出された問題で、納入業者に処分です。高松市学校給食会は高松市三谷町の食材卸会社「たまも」を１１日から２カ月間の契約停止処分にしました。処分期間中は入札に参加することができません。この問題では２つの小学校で児童など１６人が一時、腹痛などの体調不良を訴えました。 北京五輪出場の福元・宮間選手壮行式 ▲▼ 北京オリンピックの女子サッカー日本代表に選ばれた、岡山湯郷ベルの福元美穂選手と宮間あや選手の壮行式が、１０日夜美作市で行われました。１０日夜美作市で行われた壮行式にはおよそ３００人が集まり、来賓からの激励のあと、小学生の女子サッカーチームベルキッズのメンバーからオリンピックに初めて出場する福元選手と宮間選手に花束が贈られました。２人は、他の日本代表メンバーと今月１５日から福島県で合宿を行ったあと国内での壮行試合を経て、来月６日に予選リーグ初戦でニュージーランドと対戦します。 四国地方整備局の木村新局長が着任会見 ▲▽ 国土交通省、四国地方整備局の新しい局長に木村昌司さんが着任し、１１日、会見を行いました。木村さんは東京都出身の５４歳。東京大学大学院を卒業後、１９７８年に旧建設省に入省しました。関東地方整備局企画部長や高速道路機構企画部長などを歴任し、今月４日付で、四国地方整備局長に就任しました。会見で木村さんは東南海地震への対策を重点課題の一つと位置付け「防波堤などハード面の整備に加え、連絡体制の強化などソフト面の実践的な体制づくりを進めたい」と抱負を語りました。