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「世捨て人」はいまだ健在なり

かつて筆一本で国家と戦った作家の体は老齢から弱っており、一人で歩くことも難しい。メディアに登場することもなく、モスクワ郊外にある自宅にここ5年ほどこもりきりになっている。
 彼の名はアレクサンドル・ソルジェニーツィン(89)。世間からはすでに「過去の人」と見られ、世捨て人のような生活を送っている彼だが、今のロシア人がソルジェニーツィンのことをあまり知らないのには理由がある。
 1962年に強制収容所での生活を描いた『イワン・デニーソヴィチの一日』(邦訳:新潮社刊)で鮮烈なデビューを飾り、70年にはノーベル文学賞を受賞したソルジェニーツィンだったが、74年にソ連政府は彼を逮捕。「国家反逆罪」で国外追放に処した。それとともに、彼の著作も発禁処分となり、ロシア人は彼の小説を読まなくなっていったのだ。
 だが、ソルジェニーツィンの情熱はまだ消えていないようだ。彼の妻ナターリアによると、現在、彼は全30巻に及ぶ自分の全集の完成に全身全霊を傾けているのだという。全集の第1巻は既に発売されている。ロシア人が彼を「再発見」する日は近いかもしれない。

タイムズ(UK)より

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コメント

コメント159. 匿名|2008/07/12 05:16

この記事なんだか変ですね。
Wikipedia「ソルジェニーツィン」に1990年の著書は「ソビエト国内で2,650万部が出版」とありますよ。http://tinyurl.com/5fmeus
ロシア版 http://tinyurl.com/5en2oe
 
「メディアに登場することもな」い「過去の人」が2007年にロシア文化勲章を受賞するでしょうか? 

加えていつも疑問なんですが、クーリエ・ジャポンの無記名記者のみなさんは、元記事リンクの張り方を知らないんでしょうか?

毎日新聞WaiWaiのスキャンダル以降、気になる海外記事は原文にあたりたい、と考えています。

ご考慮よろしくお願いします。

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