いや~、もうビックリです。2回も書き掛けの記事が消えました。こんなこと初めてです。
気を取り直して、書きます! プログラムに記載されているプロダクション情報から紹介します。 (写真は妹尾河童氏の装置図より) 'Pippin' A Musical Comedy Book by O. Hirson Music & Lyrics by Stephen Schwartz Original Production Directed & Choreographed by Bob Fosse 訳: 倉橋健、関根勝 訳詞: 滝 弘太郎 演出・振付 堀内 完、古川 清 音楽監督 福田一雄、滝 弘太郎 装置 妹尾河童 衣装 緒方規矩子 照明 吉井澄雄 演奏 東宝オーケストラ ★キャスト★ ピピン 津坂匡章 主席俳優 財津一郎 ファストラーダ 草笛光子 チャールズ 上條恒彦 ルウィス 松橋 登 テオ 水野 哲 キャサリン 今 陽子 バーサ 三益愛子 少年役で吉岡秀隆が出てました。この頃は圧倒的に子役としては劇団若草・水野哲くんの方が売れていました。でも、吉岡くんカワイイから写真のっけちゃいます♪ 津坂匡章は、のちの秋野大作です。当時、東宝がかなり力を入れて、舞台で売り出していました。東宝は、「王様と私」、「屋根の上のヴァイオリン弾き」がヒットし、再演が決定していた頃で、輸入ミュージカル路線を定着、さらに幅広く展開させようと、ブロードウェイで注目される熱い作品(ピピン)に目をつけたのかな~。 プログラムには残念ながら稽古風景のみで、衣装をつけた写真もないし、ステージセットもまだ組まれる前だから図面だけだし、全部モノクロ。セットと照明に関しては、妹尾河童&吉井澄雄という天才二人の組み合わは、うまくケミストリーが働いたのかな~。 気になるのは振付。 オリジナルは、トニー賞各賞を獲得しましたが、日本の東宝プロダクションは、ブロードウェイで絶賛されたボブ・フォッシー(プログラム上の表記はフォッセ)の振付を取り入れませんでした。『フォッセ以上のものをねらったつもりだ・・・』とは、演出・振付の堀内完氏の言葉ですが、果たして・・・。 1976年の「テアトロ」6月号。ホンモノですよ~。 「ジーザス・クライスト=スーパースター」と「ピピン」について劇評を野口久光氏が書いているのですよ!!JCSについてはこれはまたチャンスがあったら紹介しますけど、かなり絶賛に近いものでした。し、しかしぃ・・・大汗。 これはも~~~私からは何も説明いたしません。 おおっぴらにではなく・笑、どうか、こっーーーそり、読んでくだされ。↓ 「初日が重なったのでまず帝劇の「ピピン」を見た。これはミュージカル・コメディとうたっているが、日本でもやった「ヴェローナの恋人たち」と一脈通じる内容をもった若い作者の新しいタイプの作品で、オーソドックスなミュージカル・プレイや娯楽性の強い作品を取り上げてきた東宝としては前向きな作品選択としてその姿勢は望ましい。 とろこが結論をさきにいうと、今回の舞台は、演出、振付、装置、照明、主演者などが「トニー賞」を獲った評判作にしては、演出やキャスティングの弱さが目立っていた。これまで日本でも当たったシリアスなテーマと劇性をもったオーソドックスなミュージカル・プレイや大衆喜劇的な筋立てのミュージカルならば、歌や踊りが少々迫力に欠けていてもストーリーの面白さでエンタテインメントとなり得るが、「ピピン」の場合には、古典劇の形式を借りたファンタスティックな風刺喜劇であり、物語は8世紀のローマを舞台にしていながら、突然話が現代に飛躍したり、楽屋落ちをからませたりする作品だけに演出や演技に特別な才気、センスが要求される。 しかもこの作品の風刺が、泥沼状態にあったベトナム戦争にあくまでこだわっていたアメリカ自国に向けられたものだけに、日本に持ってくるとそこがピンとこないという弱みもある。また主席俳優(狂言廻し役)で実質的には主役にあたるキャラクターを黒人俳優にした狙いも日本版では生かされないことになるのはやむを得ないとしても作品を弱める結果になっている。 ストーリーよりもシチュエイション、出演者のキャラクター、演技、歌唱などの表現に焦点がおかれ、そのアンサンブル(動きや踊り)、流れが重要なのだが、出演者の多くは役柄を充分掴み、表現できていない。 狂言廻し役の財津一郎は持ち前の器用さを生かして力演しているが、ドラマから浮き上がっているのは演出の責任といえる。ピピンの津坂匡章は、役柄の把握が足りず、歌唱表現に説得力が不足していた。ただチャールズ王の上條恒彦と、ピピンの義母、ファストラーダの草笛光子は役づくり、歌ともに抜群だった。一番困るのが祖母バーサの配役で、この三益愛子はご本人に気の毒なミス・キャストだった。」 ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。 鍵コメ04-21 22:17様 おかげさまで無事に貴重な資料をアップすることができました! 写真も追加してみました。 そーなんです、消えちゃって・泣、でも頑張ってみました。 また、次々出していきまーーーーす、ありがとうございます! ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。 記事が消えると、ほんとにショックですよね~。貴重な日本初演版の情報を読ませていただいて本当にありがとうございます。 野口氏の「演出や演技に特別な才気、センスが要求される」という文、その通りだと思います。今年のプロダクション、頑張って欲しいですね。 鍵コメ04-22 01:13様 ありがとうございます!次は91年のジーザス、いってみよう~と思います♪ saffyさん 読んでいただいてありがとうございます。 ボブ・フォッシーの振付を再現っていうことは望めないのかなという気がしています。。。 >今年のプロダクション、頑張って欲しいですね はい。私も、とにかくいい舞台にして、としか言いようがありませ~ん。。。 ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。 鍵コメ04-22 16:20さん もぅどんどん教えてくださ~~い。古い記事でもあとから気がつけば訂正したりしてます。ほかにも色々ありましたので、直しています(^^;) ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
|
ネームカード
最新のコメント
検索
ペルシャ猫のお気に入り
◆ペルシャ猫へのメッセはこちらから送信できます◆ はるさんのJCS最強データベース テッドのFAREWELL TOUR公式サイト テッドのサイトNeeley On The Road デザイン画でつづる「ジーザス・クライスト・スーパースター」 朔of Lifeジーザス・クライスト・スーパースター SOUND OF MUSIC Really Useful Group JCS Zone AAP BRING 'EM BACH ALIVE! kallanさんのHCS ニセさんのブログThe Last Note Of Freedom ニセリッチー市長のスクランブル・シティ K&K QUEEN FAN CLUB MFCオーナー日々の覚書 Rainy Day Girl #12&35 もぐおぐトーキョー Queen Tribute Live Band FLASH! quastさんのインターミッション My Precious Museum Emily's Simple Little Thing 倶楽部C。日記 お姐さんのブログ☆仮眠室 ガムザッティの感動おすそわけブログ butlerさん★劇場へようこそ! NineちゃんのQuoi de neuf ? no fun no life Welcome To Paradise 不定期電子絵日記 気の向く侭に PENSUKE blog momo's blog keri先生のシネマ英語塾 米田功公式ブログ 夫の寝言 ヘルシオ料理 祖母ログ Midge大佐のCD爆買日記 jasmin_liuさん dawa's blog George Chakiris PROJEKT REVOLUTION KNAC.COM Freddie Mercury Fan Radio SPINSHELL TV (June.8) Access :138,893 Unique: 35,530 エキサイトブログ
タグ
鹿賀丈史
お宝シリーズ
クイーン
73年映画
Judas
マイケミカルロマンス
カールアンダーソン
ロジャー・ダルトリー
好きなものたち
セバスチャンバック
テッドニーリー
劇団四季
バルサモ
北米・中南米
ライブ
世界のJCS
ティムとアンドリュー
ミュージカル等
Jesus
いまちツアーズ
カテゴリ
全体
JCS基礎知識 JCSアーカイブス 公演情報 ジーザスたち 舞台映像・音源等 JCSの俳優達 JCSエンスーミニ講座 What's the buzz? ペ猫が観た舞台・ライブ 音楽・映画・MUSICAL マイケミカルロマンス クイーン 以前の記事
ライフログ
最新のトラックバック
|