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      福田内閣メールマガジン(第38号 2008/07/03)      
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★☆ 福田内閣メールマガジンの次号配信は、北海道洞爺湖サミットのため、
 7月11日(金)の予定です。 ☆★

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□ 目次

[七夕を前にして。福田康夫です。]

[内閣府特命担当大臣の岸田文雄です。]
● 初めてのG8の科学技術大臣会合を終えて

[この人に聞きたい]
● 皆さんと一緒に環境のことを考えたい(嵐コンサート運営事務局)

[編集長のひとこと]
 (編集長 大野松茂)

[政府インターネットテレビ番組ガイド]

[福田内閣の動き]

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[七夕を前にして。福田康夫です。]
【写真】福田総理大臣 プロフィール English
 七夕を前にして。福田康夫です。

 先日、原油価格が140ドルを超え、またも史上最高値を更新しました。

 ガソリンや電気・ガスをはじめ、今月も値上げが相次ぎ、日々のやりくり
など皆さんのご苦労は増すばかりだと思います。また、漁業や農林業、運送
業など、とりわけ中小・零細企業の経営に深刻な影響が出ています。特に離
島など地域によっては、さらに厳しい状況にあると聞いています。

 まずは、国際市場で決まる原油価格そのものの安定に向けて、来週の北海
道洞爺湖サミットをはじめとして、国際協調への取組を各国首脳に働きかけ
てまいります。

 一方で、当面の対応として、先週、中小企業の資金繰り対策をはじめとす
る緊急対策をとりまとめ、すでに可能なものから実施しています。今後とも、
原油価格の動向などを注視しつつ、必要な対策を柔軟に講じていくつもりで
す。

 しかし、長期的に見れば、この問題を根本的に解決するためには、石油な
どの化石燃料に依存しない社会、すなわち「低炭素社会」を実現することが、
何よりも重要です。

 その主役は、国民の皆さんです。社会全体を低炭素化していくためには、
ライフスタイルの見直しも含めた、皆さん一人一人の「行動」が不可欠です。

 ただ、昔から「もったいない」の精神を大切にしてきた日本人にとって、
省エネ型の「低炭素生活」はそれほど難しいことではない、と私は考えてい
ます。むしろ、身体に染みついていると言ってもいいぐらいかもしれません。

 先日、家庭の省エネコンテストの授賞式に出席し、内閣総理大臣賞を受賞
した主婦の小澤ひとみさんから、ユニークな「主婦の知恵」をいろいろと伺
うことができました。

 小澤さんは、手製の保温カバーを使った余熱調理によりガスコンロに鍋を
かける時間を短くしたり、洗濯物の重さを毎回測ることで洗剤や水の量を減
らしたりと、さまざまな工夫を実践して18%もの省エネを実現しました。

 「無理をせずに楽しみながらできるものを」とおっしゃっていましたが、
まさしく、ちりも積もれば山となる。家計だけでなく、地球をも救う主婦の
知恵に、頭の下がる思いでありました。

 北海道洞爺湖サミットでは、地球環境問題が主要な議題の一つですが、サ
ミット初日の7月7日を、今年から「クールアース・デー」として、低炭素
社会について国民とともに考え、行動する日にしたいと考えています。

 クールアース・デーにあわせて、さまざまなイベントが企画されています
が、午後8時から10時までの間、全国7万か所を超える施設や家庭で電気
を消す「七夕ライトダウン」も行われる予定です。

 身の回りからできる省エネ生活の第一歩として、家の灯りを消して、家族
と一緒に空に浮かぶ天の川を見ることからスタートしてみてはどうでしょう
か。

※ 「省エネコンテスト授賞式」(首相官邸ホームページ)
 http://www.kantei.go.jp/jp/hukudaphoto/2008/06/26contest.html

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[内閣府特命担当大臣の岸田文雄です。]
【写真】岸田大臣 プロフィール
● 初めてのG8の科学技術大臣会合を終えて
 (内閣府特命担当大臣 岸田文雄)

 先月の15日に沖縄県名護市において、G8科学技術大臣会合を開催しま
した。これは、来週の北海道洞爺湖サミットに先立ち、地球規模問題の解決
に向けた科学技術協力の強化などについて議論するため、G8の枠組みで初
めて開催した科学技術大臣会合です。G8メンバーと世界各地域7カ国の科
学技術政策を担当する閣僚などが一堂に会することにより、私がかねてから
重要と考えている「科学技術外交」の第一歩を日本のイニシアティブで記す
ことができました。

 2000年の九州・沖縄サミットの主会場となった万国津梁館(ばんこく
しんりょうかん)に集い、南国情緒あふれる中、活発な議論を行いました。
その結果、私たち人類社会が直面している気候変動やアフリカの開発などの
地球規模の、そして人類全体が直面する課題に対して、科学技術はたいへん
重要な役割を担っていることを改めて認識し、一層の協力を進めていくこと
を確認したところです。

 特に、食料と競合しない次世代のバイオ燃料の開発など、低炭素社会の実
現のため、長期的視野での科学技術の国際協力の重要性について先進国、途
上国の区別なく認識が一致しました。

 現在私たちが直面する地球規模の課題の解決は、科学技術なしにはあり得
ません。アフリカの発展にも、優れた科学技術を活用していくことが不可欠
であります。科学技術の面から世界が協調して課題の解決に取り組んでいく
ことがたいへん重要であることを確認し、今後の協力の強化に向けて具体的
な行動をとるとしたことは大きな成果でした。来週のサミットにおいても、
そのような視点から議論が行われ、成果が得られることを期待しています。

 沖縄は、かつて、世界のかけ橋になるという「万国津梁(ばんこくしんり
ょう)の志」を合い言葉に活躍した時代がありました。今回、G8科学技術
大臣会合を通じて、沖縄の地から世界に向けて有意義なメッセージを発信で
きたことは、沖縄担当大臣としてもうれしく思っています。

 本年8月には、アジア・日本の若い人たちを対象に、将来イノベーション
を起こしてもらうべく、「アジア青年の家」という人材育成プログラムを、
沖縄を舞台に行うこととしています。

 今後とも、科学技術で未来を切り拓く、こうした取組を積極的に進めると
同時に、国民の皆さんに科学技術の成果を実感して頂くよう、全力を尽くし
ていきます。

※ 「宮古島発 バイオエタノール・アイランド構想〜自然との共生をめざ
 して」(政府インターネットテレビ)
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg1604.html

※ 「沖縄島の自然〜やんばる水辺の散策」(政府インターネットテレビ)
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg1910.html

※ G8科学技術大臣会合(内閣府ホームページ)
 http://www8.cao.go.jp/cstp/g8.html

※ 政府の沖縄政策(内閣府ホームページ)
 http://www8.cao.go.jp/okinawa/

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[この人に聞きたい]
● 皆さんと一緒に環境のことを考えたい(嵐コンサート運営事務局)

 今、嵐は、日本全国ドームツアーを開催しています。テーマは「夢」。

 7月の札幌ドームコンサートが、北海道洞爺湖サミットと同時期の開催と
なりました。

 コンサートは、とても大勢の人々がかかわっています。サミットのテーマ
でもある環境のことを考え、ゴミを少しでも減らしたいと思い、「エコバッ
グ」を作ることにしました。

 ドームツアーの間は、メンバー・スタッフ全員が食事の紙皿や紙コップ、
割り箸を使うことを止めました。嵐も何回でも使える食器セットを使用して
います。

 そして、嵐は、この環境について一緒に考えていくことをテーマに、「G
reen」という曲を作り、コンサートで歌っています。

 このコンサートが来場されるお客様だけではなく、コンサートにかかわる
すべての人が、何かを考える機会になればと思います。

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(6月14日東京ドームコンサートでの嵐のコメント)

「これは今回僕らが作ったエコバッグです。
 皆さんと一緒に環境のことについて考えたいと思って作りました。
 そしてもうひとつ、作ったものがあります。このツアーのために僕らの思
 いをこめ作った曲です。・・・」

※ 曲の歌詞を見る
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2008/0703e.html

※ グッズの写真を見る
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2008/0703f.html

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[編集長のひとこと]

 先週金曜日、「経済財政改革の基本方針2008」が閣議決定されました。
副題は「開かれた国、全員参加の成長、環境との共生」。総理のリーダーシ
ップの下、基本方針に沿って、ひとつひとつの課題に着実に取り組んでいき
ます。

 岸田大臣がG8科学技術大臣会合について報告。科学技術は、現在直面す
る地球規模の課題の解決に、重要な役割を担っていることを改めて認識し、
科学技術の面から世界が協調して取り組んでいく重要性が確認されました。
例えば、日本の環境・エネルギー技術は世界で高い水準にあり、こうした技
術を活かして、日本の存在感を世界に示すことが重要だと思います。

 地球環境問題が最重要課題のひとつである北海道洞爺湖サミットが、いよ
いよ来週開催されます。環境に配慮した活動について嵐コンサート運営事務
局に紹介していただきました。皆さんもできることから実行してみてくださ
い。(まつしげ)

※ 経済財政改革の基本方針2008 〜開かれた国、全員参加の成長、環
 境との共生〜(PDF)(首相官邸ホームページ)
 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizai/kakugi/080627kettei.pdf

大野内閣官房副長官プロフィール 【写真】大野内閣官房副長官
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[政府インターネットテレビ番組ガイド]

●新着情報

<2CH>週刊総理ニュース(08/06/23〜08/06/29)
  平成20年沖縄全戦没者追悼式、第169回通常国会閉会に伴う総理大
 臣記者会見 など
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg1965.html

<20CH>くらしの安全・安心
・ 海の救難ボランティアを支援しよう〜青い羽根募金〜Just Japan プラス
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg1958.html
・ 住まいを守る新制度!住宅瑕疵(かし)担保履行法
 〜峰竜太のナッ得!ニッポン
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg1959.html

<21CH>地球環境・サミット
・ G8財務大臣会合
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg1964.html
・ G8科学技術大臣会合
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg1963.html
・ G8関連会合〜北海道洞爺湖サミットに向けて〜
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg1961.html
・ 第13回 本上まなみのサミット情報 未来へのメッセージ
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg1952.html
・ 科学アカデミーからのメッセージ
 〜G8サミットに向けた各国学術会議の共同声明〜MY JAPAN
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg1960.html

<31CH>地域の元気
  みどころ 松前(北海道松前町)
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg1953.html

※ 政府インターネットテレビ
 http://nettv.gov-online.go.jp/

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[福田内閣の動き]

● 潘基文・国連事務総長と会談(08/06/30) など
 http://www.kantei.go.jp/jp/hukudaphoto/index.html

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[ご意見、ご感想]

 読者感想
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総編集長:内閣総理大臣 福田康夫
編集長 :内閣官房副長官 大野松茂
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)