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====[2007-4-1号]===============
  「名古屋の不動産何でも相談室」がお送りする
        名古屋ビジネス情報
     主宰 川津商事株式会社
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名古屋・不動産に関するビジネス情報誌「名古屋ビジネス情報」 へのご登録ありがとうございます。当社は不動産にとどまらず 広くビジネス情報をお届けいたします。今回は、

  テーマ:名駅物語と毎日新聞

アメリカの大手新聞社シカゴ・トリビューン紙が買収にゆれている。 シカゴを拠点にしている大手新聞社である。傘下に大リーグのシカ ゴカブスも持っている。親会社の経営しだいでシカゴの大物野球選 手のトレードにも影響するビジネスになっている。大手新聞社とい えども買収の対象となる。

名古屋で言えば中日新聞もドラゴンズを運営しながら地元社会との つながりを強固にしている。言うまでも無く名古屋のほかの多くの 社会事業にも積極的に参加をして地元社会とのきずなを強めている わけだ。

毎日新聞も昔から名古屋の駅前に拠点を置き、名古屋のホテル事業 (現ウエスティンの名古屋キャッスル)キャッスルプラザ等を展開 してきた。そして今回ミッドランドスクエアーをトヨタと一緒に立 ち上げた。新聞以外の事業展開も行っているわけだ。

この毎日新聞が今度名古屋駅エリア限定のフリーペーパー「名駅物 語」を立ち上げた(監修業務)。名古屋駅エリア限定のフリーペーパ ーであり、しかも大手新聞社が立ちあげる新しいビジネスもモデル として注目したい。

最新のエリアのマーケットは、従来の市場マーケットと違った新し いビジネスモデルによって活性化されている。地域の限定の機能に 特化したカードビジネス等がその代表例である。そのエリアでの利 便性が高くなり他のエリアとの競争優位をもつ。

成長している市場では、それ以上に情報に対するニーズがある。い ろんな情報がほしいのは観光客、名古屋に来た出張族だけではない。 名古屋在住の者にとってもダイナミック二変貌している市場の事は わからない。

たとえば、マリオットホテルの上階のバーラウンジ等は新幹線時間 待ちの人たちでごった返している。わからないなりにわかりやすい ところに集中してしまう。情報が無ければ市場のニーズのミスマッ チがあき市場全体の成長につながらない。今爆発的の市場を拡大し ている名古屋駅前の市場では、情報を制する事が市場を制する事も できるだろう。

そこで機能するのが、携帯情報あるいはフリーペーパーによる新し い情報ツールである。名古屋駅前で居酒屋に入ろうとしても、確か に増えている事はわかるのだが、実際どこに入ったらいいのかわか らない。以外にも名古屋駅前の市場に参入した企業が情報をもっと 発信したいというニーズが強いと聞く。

面白いのは、毎日新聞は他の大手新聞社と違い、経済雑誌を傘下に 持っている。「エコノミスト」である。ダイヤモンド、東洋経済等の 老舗の経済雑誌である。そのほかにもタブロイド紙であるサンデー 毎日いろんな次元の紙媒体を持っている。

先月の「エコノミスト」で名古屋特集を組み込んだ。他の大手の雑 誌は臨時号を出して名古屋特集を行う事がおおい。東洋経済等がそ うである。臨時号では名古屋限定販売にもなりかねない。エコノミ ストでは全国版の通常号の中に特集を組んでいる。

自社のグループの媒体を有効に活用できるわけである。

名古屋駅前に不動産投資、ホテル事業投資等コンテンツとなる投資 を行いながらも、フォーラムの開催等名古屋駅前から情報を発信し て、トータル的な収益事業を行おうとしている。確かにこのように 考えると新聞企業はエリア開発の新しいビジネスモデルのニュープ レーヤーになるのにもってこいの企業でもある。

成功すれば、全国の中核都市再開初に当てはまるメディアの新しい ビジネスモデルとなる可能性を持っている。札幌、博多等のこれか ら開発が進む駅前、あるいは京都、名古屋等のように更なるステッ プを目指すための新しいビジネスモデルが更に市場を成長させる事 となろう。

以上



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