大阪府は11日、財政再建策などを取りまとめた橋下徹知事の「大阪維新プログラム案」に寄せられたパブリックコメント(意見公募)の中間まとめを公表した。7日までに集まった意見は1748件で、プログラム案そのものの撤回を求める意見が186件に上るなど、批判的な内容が大半を占めた。
プログラム案は、行政サービスの低下と府民の負担増が盛り込まれており、根強い不満があることを物語った。
個別の政策で最も多かったのは「国際児童文学館の統廃合反対」で197件。「プログラム案撤回」は2番目。
次いで「私学助成削減」「教務事務補助員・非常勤補助員などの廃止」「教員や警察官の人件費削減」に反対する意見もそれぞれ100件を超え、上位5項目だけで全体の半数近くを占めた。
また橋下知事が実現にこだわりを見せている大阪市のメーンストリート・御堂筋のライトアップについても「実施すべきでない」が32件に上り、賛成派を圧倒した。