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「北に返すべき」加藤発言に地方議員ら猛反発

2008年7月11日(金)17時42分配信 夕刊フジ

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 自民党の加藤紘一元幹事長がテレビ番組で、北朝鮮から帰国した拉致被害者について「北に返すべきだった」などと発言した問題で、拉致問題解決に取り組む全国超党派の地方議員らが10日、加藤氏の議員辞職を求める活動を始めた。都内各地での街宣活動に加え、来週にも加藤氏に議員辞職要求文を突き付けるという。こうした動きに対し、加藤氏は自身のHPで釈明した。

 立ち上がったのは全国約200人の都道府県市区町議員でつくる「拉致問題を考える草莽全国地方議員の会」や、拉致問題の早期解決を求める市民団体「拉致被害者奪還! 青い風船の会」のメンバー。

 10日午後から東京・渋谷のハチ公前や東京・永田町の自民党本部前などで街宣活動を行い、加藤氏が日本BS放送で語った問題発言の経緯や議員辞職を求めるビラ数百枚を配った。

 地方議員の会の世話人である東京・杉並区の松浦芳子区議(自民党)は「加藤氏の発言は、拉致被害者や家族会の心を傷つけただけでなく、拉致被害者救出活動への妨害工作といえる。さらに、北の金正日総書記を『天皇陛下みたいな人物だ』と語ったのは、日本国や日本人への侮辱であり、絶対に許せない。加藤氏は一体、どこの国の国会議員なのか。即刻、議員辞職すべきです」と語った。

 メンバーは11日も都内で街宣活動を行い、週明けにも加藤氏に議員辞職を求める要求文を突き付ける予定。加藤氏の地元・山形県の有権者にアピールするため、同地での街宣活動も計画しているという。

 加藤氏の発言をめぐっては、拉致被害者家族会(飯塚繁雄代表)と「救う会」(藤野義昭会長)も9日、「不見識極まりない発言だ。加藤氏の精神構造を強く疑わざるを得ない」「5人が北に戻されていれば『自分の意思で戻った』と言わされたあげく、『拉致問題は解決済み』という北の主張に利用されていた」などという抗議声明を出している。

 これに対し、加藤氏は自身のHP(9日付)で「私の発言の一部分だけが、時事通信の記事として配信された」として、「拉致被害者の方々には一時も早く戻ってきていただきたい」「拉致という犯罪で、日本人の人生を奪った北朝鮮にも強い怒りを感じます」などと釈明している。

 【加藤紘一氏の発言】(7日夜、日本BS放送)

 「国家と国家の約束だから(5人を北に返した方が)良かったと思う。日本政府は『返す』と約束していたが、安倍(晋三前首相)さんを中心に『返すべきではない』となった。その辺が日朝の間で打開できない理由だと思う」

 「(金正日総書記は)あの国では天皇陛下のようなポジションの人物ですね。その人が謝り、『何人は亡くなり、何人は生きているから1回お返しします』とまで言った」






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