米倉涼子主演の連続ドラマ「モンスターペアレント」が話題だが、モンスター化しているのは親だけじゃない。教師らが“性獣”のごとく少女たちを襲い始めている。
7日は、女子高生(15)のスカートをのぞいた大分の小学校教師(34)が逮捕されたが、最近の性犯罪の多さには唖然とさせられる。6日には小5女児(11)の胸を触った新潟の小学校教師(42)、4日には「舞鶴の事件みたいになりたいんか!」と脅して、17歳の女子高生をレイプした京都の小学校教師(34)が逮捕されている。もはや、聖職者ならぬ“性職者”だ。
文科省によると「06年度にわいせつ行為で懲戒処分を受けた公立校教師は、前年比46人増の170人。懲戒処分に至らなかったケースは190人(前年比48人増)で、計360人」(初等中等教育企画課)という。
●ストレス増大で人格が分裂
なぜ、こんなに増えているのか。教育評論家の尾木直樹氏が言う。
「大前提として、教師は子供が好きでなければ務まらない。通常は『教育愛』として子供に接するが、ある日突然、その感情がロリコン趣味に変貌してしまうんです。地位のある人が万引するのと同様で、『スプリット現象』と呼ばれています。精神的ストレスなどの負荷で、人格が分裂するといわれています」
文科省の調査では、教師の労働時間は平均11時間、その間の休憩時間は8分しかないという。
「受験指導や親からの圧力が増大し、生徒から目を離して事件や事故が起きると、多額の賠償金を請求されるリスクもある。昔と違って夏休みはなく、給料も抑えられています。教師の世界は閉鎖社会で、大人との付き合いが下手な社会性のない人も多い。インターネットでロリコンわいせつ画像を見たりすると、簡単に影響を受けてしまう人もいます」(尾木氏)
トンデモ教師が増えているのも、モンスターペアレント増加の一因じゃないか……。
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