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タミフル「処方差し控え」根拠薄く

 タミフル服用と異常行動の関係を検証していた厚生労働省の疫学調査は10日、因果関係を否定する結論となった。「10代への処方差し控え」を続ける根拠は薄くなり、薬事・食品衛生審議会は今年の流行が始まる前に10代への処方解禁を決めるとみられる。世界的な大流行が懸念される新型インフルエンザ対策の柱でもあるタミフルを10代に使えない、という「矛盾」は解消されることになる。

 10日の厚生労働省研究班の会合に報告された疫学調査では、約1万人の小児患者を解析。タミフルを飲んだ患者が異常行動を起こす割合は、飲まない患者の約0.9倍とわずかに少ないとの結果で、服用との因果関係は示されなかった。(07:00)

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