毎年恒例の県医師会と知事との懇談会が10日青森市で開かれ県医師会が女性医師の活躍できる環境整備や、医療情報システムの統合などを提言した。
懇談会には佐々木義樓県医師会長をはじめ県医師会の役員と、三村申吾知事、県健康福祉部幹部が出席。
医師会は女性医師が出産、育児をしながら働き続けられる環境づくりの一環として、子育てをサポートする情報を集めた「育児情報システム」の稼働を提言。また情報量が膨大で多岐にわたる医療情報システムは「統合して、幅広い情報を一元化した分かりやすいものに」と要望した。
女性医師の勤務環境の整備は県医師会、県がともに「喫緊の課題」とし、共同での取り組みが進められている。県側はこうした事例も説明し「医師会と意見を出し合いながらいい施策をつくっていきたい」と回答。医療情報システムについては「救急医療情報システム」が今年度更新時期を迎え、内容の充実を検討中とし、知事が「分かりやすく役立つホームページをつくっていきたい」と述べた。