2008年 7月 10日
五輪出場の小林祐梨子選手、公開練習
北京オリンピックに向けて岡山ゆかりの選手が続々と決意表明です。陸上女子5000メートルに出場する岡山大学2年の小林祐梨子選手は、10日、岡山市の桃太郎スタジアムで公開練習を行いました。先月末の日本選手権で優勝し初のオリンピック出場を決めた小林選手は疲れも見せずに元気な表情で公開練習に臨みました。オリンピックで世界の強豪と戦うためスピード強化に力を注ぐ小林選手。10日はアップと軽めのスピード練習で汗を流しました。1500mで日本記録を持つ小林選手ですが、今回のオリンピックには5000mでの出場。ここまで15分台前半で走る力をつけていることから現在も小林選手を指導する母校、須磨学園高校陸上部の長谷川重夫監督も「14分台は出せる。スピードが武器となので、そのスピードを最大限に生かせるように調整したい。」と自信を見せていました。陸上トラック種目で、10代でのオリンピック出場は44年ぶりとなる小林選手。8月に入ってからは、大分と熊本で合宿を行い、試合直前に北京入りすることになっています。

女子サッカー五輪代表2選手が知事表敬訪問
女子サッカー日本代表で岡山湯郷ベルの、宮間あや選手と福元美穂選手が10日、石井知事を表敬訪問しました。宮間選手と福元選手は「日本チームとして失敗を恐れずに思い切って頑張ります」などとオリンピックでの健闘を誓いました。日本の守護神としてゴールを守る福元選手と、ミッドフィルダーとしてゲームを組み立てる宮間選手は2人ともなでしこジャパンの中心選手として注目が集っています。北京オリンピックの女子サッカーは来月6日に始まりなでしこジャパンは1次リーグの初戦でニュージーランドと対戦します。

ボクシング五輪代表の清水聡選手が市長訪問
北京オリンピックのボクシングフェザー級に日本代表として出場する総社市出身の清水聡選手が10日、片岡市長を表敬訪問し、健闘を誓いました。2か月ぶりに地元、総社市に帰省したという清水選手。北京オリンピックの出場権を手にした大会で、大量リードを許していた相手を渾身の左ストレートで破ったエピソードを、再現を交えながら片岡市長に紹介しました。清水選手は現在、駒沢大学の4年生で、長いリーチから繰り出されるパンチが持ち味です。清水選手は今月15日から約2週間全日本の合宿に参加し、来月3日に北京入りするということです。

岡山市水道局職員が着服で懲戒免職処分
岡山市水道局の男性主任が互助会の積立金約650万円を着服していたとして、10日付けで、懲戒免職処分になりました。懲戒免職処分になったのは、岡山市水道局経営管理課に勤務していた35歳の男性主任です。水道局によりますと男性主任はおととし7月から今年5月にかけて、互助会の積立金約650万円を着服していたということです。男性主任はおととし4月から互助会の事務を担当していて、約50回にわたり、架空の出金伝票を作成し、銀行から現金を引き出していました。今年4月、別の部署に異動したため、後任の職員が事務の引き継ぎを求めましたが、応じないため事情を聞いたところ、着服の事実を認め、金は「生活費に使った」と話しているということです。水道局では男性主任の刑事告訴については今後、検討したいとしています。

岡山市で妻を死亡させた男を逮捕
自宅で妻を押し倒して死亡させたとして、岡山市の72歳の男が、傷害致死の疑いで10日、警察に逮捕されました。逮捕されたのは岡山市表町の自称・飲食店経営吉田孝吉容疑者(72)です。警察によりますと吉田容疑者は8日、自宅で妻の利子さん(74)を後ろから押し倒し頭をテレビ台などに激突させた疑いです。9日、午後6時過ぎ、吉田容疑者からの通報を受けて駆けつけた救急隊員が利子さんを病院に搬送しましたが、くも膜下出血の疑いで亡くなっていたということです。警察の調べに対し吉田容疑者は「妻が言うことを聞かないので押し倒した」と容疑を認めているということです。利子さんの体からは時期の異なる多数の打撲の跡が見つかっていて、警察では日ごろから利子さんへの暴行が行われていたとみて追及する方針です。

五輪合宿地を知る特別講座
北京オリンピックに向けて丸亀市で合宿を行うエストニアについて、理解を深めてもらおうと10日、丸亀市の小学校で特別講座が開かれました。この講座は丸亀市でオリンピックの事前合宿を行う、バルト3国の1つ、エストニアについて理解を深めてもらおうと香川県が開いたものです。丸亀市の栗熊小学校にはエストニア出身で筑波大学大学院生のモニカ・レイネムさんが訪れました。モニカさんはエストニアの面積は九州とほぼ同じで、肉や芋を使った料理が主食である事などを紹介していました。香川県内ではデンマーク、フィンランド、エジプトの選手も事前合宿を行う予定で、今後、県内10の小学校で各国の出身者を招いて講座を開く事にしてます。

観音寺市の強盗殺人初公判、被告は一部否認
去年11月、観音寺市で女性が殺害され現金1000万円あまりが奪われた事件で、被告の元暴力団組員は10日の初公判で、殺害は認めたものの、金を奪ったことへの関与は否認しました。強盗殺人などの罪に問われているのは丸亀市福島町の元暴力団組員、永岡秀明被告(37)です。起訴状によりますと、永岡被告は飲食店経営の真鍋泰光被告と共謀し、去年11月1日、観音寺市南町の無職、曽根岸江さん(当時55)の頭をハンマーで殴って殺害し、現金約1050万円を奪った上、遺体を観音寺市内の山中に棄てたものです。高松地方裁判所で開かれた10日の初公判で永岡被告の弁護側は殺害の事実は認めたものの、事件後、真鍋被告から受け取った550万円は死体遺棄の謝礼で、「強盗には関与していない」と主張しました。

坂出市の強盗傷害事件は虚偽申告
坂出市で起きた強盗傷害事件は被害者を装った男性のウソでした。この事件は10日午前4時ごろ、坂出市入船町の会社の駐車場で、49歳の男性トラック運転手が倒れているのを会社の従業員が発見し、119番通報したものです。男性は男2人に襲われ、現金、数十万円を奪われたと、警察に話していましたが、その後、ウソだったことが分かりました。男性は「給料を借金の支払いに充てて、生活費に困っていた」と話しているということです。

岡山市役所で温室メロンの品評会
岡山市足守地区で栽培された温室メロンの品評会が岡山市役所で行われました。今回はマスクメロンの中でも最高級とされるアールスメロン26点が出品されました。今年は栽培を始めた3月中旬以降、天候に恵まれ気温が高かったため順調に成育し、糖度も高いということです。会場には即売コーナーも設けられ、1玉2.5`前後のものが市価の2割程安い2000円で販売されています。メロンの即売は11日も午後3時まで行われます。

備中国分寺でひまわり見ごろ
岡山県総社市の備中国分寺周辺でヒマワリの花が見ごろを迎えています。五重塔で知られる備中国分寺。周辺には約3000本のヒマワリが咲きそろいちょうど今、見ごろを迎えています。春には菜の花やレンゲの花が一面に広がる備中国分寺周辺ですが、夏にも花を楽しんでもらおうと、5年ほど前から地元の人たちがヒマワリを育てています。今年は4月末にまいたヒマワリの種の多くが鳥に食べられたため、5月に種をまきなおし、去年より10日ほど遅く咲き始めたということです。太陽の日差しを浴びて咲き誇るヒマワリを訪れた人たちが次々とカメラにおさめていました。ヒマワリの花は来週いっぱい楽しめるということです。