01年、兵庫県明石市の大蔵海岸で人工の砂浜が陥没し、父親と散歩していた当時4歳の金月美帆ちゃんが生き埋めになり死亡した事故を巡り、砂浜を管理していた国土交通省や明石市の元職員4人が業務上過失致死罪に問われた控訴審判決で、大阪高裁は10日、1審の無罪判決を取り消し審理を神戸地裁に差し戻した。1審の神戸地裁は事故は予想できなかったとして4人に無罪を言い渡したが、大阪高裁は逆に、事故は十分予想できたとした。明石市長は「厳しい判決と受け止めている。事故の責任を肝に銘じ安全な町づくりに取り組みたい」と話している。 (07/10 17:30)