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大阪高裁、明石砂浜陥没で無罪破棄 「事故予見できた」

 兵庫県明石市の大蔵海岸で2001年12月、人工砂浜が陥没し女児が生き埋めになって死亡した事故で、業務上過失致死罪に問われた当時の国土交通省と市の職員計4被告の控訴審判決が10日、大阪高裁であった。片岡博裁判長は「事故の予見可能性はあり、1審の判断は誤り」などとして、1審・神戸地裁の無罪判決を破棄し、同地裁に審理を差し戻した。

 罪に問われたのは国交省近畿地方整備局姫路工事事務所(現姫路河川国道事務所)の元課長、梶勲(64)ら2被告と、明石市の元土木部参事、青田正博(63)ら2被告。

 片岡裁判長は、1審が否定した現場周辺の目撃証言を「具体性や迫真性があり信用できる」と判断し「01年1月以降、断続的に陥没が発生していた」と認定した。(10日 23:28)

社会 | おくやみ