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イランまたミサイル試射、報復能力アピール…国営テレビ報道

7月10日22時14分配信 読売新聞


 【テヘラン=工藤武人】イラン国営テレビは10日、同国の精鋭部隊、革命防衛隊が、イスラエルやペルシャ湾岸の米軍基地を射程に収める中距離弾道ミサイル「シャハブ(流星)3」など9発の試射を9日午前に行ったのに続き、同日夜にも「長距離と中距離ミサイルを発射した」と伝えた。

 ミサイル名などには言及しなかったが、シャハブ3が含まれているとみられる。

 6月以降、イスラエルがイランの核施設を攻撃するのではないかとの観測が出ており、イランには報復能力の高さをアピールし、イスラエルや米国をけん制する狙いがある。一連のミサイル試射により、イランと米国、イスラエルとの緊張が一層高まりそうだ。

 国営テレビは、9日夜に試射されたミサイルが「最悪の天候下でも正確に標的をとらえられる」と伝えており、夜間でもミサイル発射が可能なことを誇示する狙いがある。

 一方、国営テレビは、同隊が10日にも、ペルシャ湾で、同隊が「世界最速の水中ミサイル」と強調する「フート(クジラ)」を含むミサイルの試射を実施したと伝えた。

最終更新:7月10日22時14分

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