ニュース: エンタメ RSS feed
動画投稿サイト NHKが開設へ
NHKは、デジタル時代の若者たちをテーマにした9月の「NHKスペシャル」の放送に伴い、本格的な動画投稿サイトを初めて開設する。番組の質問への回答など、視聴者から送ってもらった動画を特設サイトにアップ。誰でもアクセスできるようにする。従来のファクス、メールに加え、視聴者と双方向でコミュニケーションする新たな手法にする考えだ。
番組は“デジタルネイティブ”(物心がついたときからデジタルやネット環境があった世代)をテーマに、貧困やエイズ対策に向け、ネット上に200カ国以上の若者が参加する国際機関を作ったカナダの女性(18)などを紹介する。投稿サイトは、番組を試聴するネット世代の若者から意見を集めて、番組づくりに生かすのが目的。
具体的には、『インターネットで世界をどう変えたいか』などの質問に対して、3分程度の動画を募る。動画はページ上でリスト化し英語版も用意、字幕も制作する。
番組担当者は「ウィキペディア(ネット上の百科事典)などが最初からあった世代となかった世代では、人脈の活用や情報の取り出し方などが違う。こうした若者から意見を集めて、番組と補完しあうかたちにしたい」と話す。投稿の呼びかけには大手動画投稿サイト「You Tube」の活用も検討している。
サイトは今月15日に日本語版(http://www.nhk.or.jp/digitalnative/)が、同23日に英語版が開設される。