更新:2008年7月7日 12:28PC&デジタルカメラ:連載・コラム
デジカメ新製品レビューソニー、可動式液晶を搭載して価格を抑えたエントリー向けデジタル一眼「α300」発売
ソニーは7日、可動式の液晶モニターを搭載してライブビュー機能を強化したエントリー向けのデジタル一眼レフカメラ「α300」を17日に発売すると発表した。既存モデルの「α350」よりも価格を下げ、より手軽にライブビュー撮影を楽しめるようにした。 実勢価格はボディーのみが7万円前後、ズームレンズ「DT 18-70mm F3.5-5.6」をセットにした「α300ズームレンズキット」が8万円前後の見込み。ブラックとシルキーゴールドの2色を用意する。 上位モデルのα350では、ボディー上部の「ペンタ部」にライブビュー専用のイメージセンサーを内蔵した「クイックAFライブビュー」を採用。ライブビュー撮影中も高速で正確な位相差オートフォーカス(AF)が可能だが、今回のα300でもこれを搭載し、光学ファインダー並みの快適なライブビューを実現したという。 撮像素子はα350の1420万画素よりも少ない1020万画素のAPS-Cサイズ(23.6x15.8ミリ)CCDセンサーを搭載した。画像処理エンジンには「BIONZ」を採用する。ISO3200までの高感度撮影、シャッタースピード換算で約2.5〜3.5段分というボディー内手ブレ補正機能、センサーを振動させてゴミやホコリをふるい落とすアンチダスト機能などの基本機能はα350を踏襲している。
液晶モニターは下向き40度、上向き130度に動く可動式なので、より自由なアングルで撮影が可能。光学ファインダーは視野率95%、倍率0.74倍。α350に比べてファインダー撮影時の連続撮影枚数が秒あたり約3コマとわずかに増加している。RAW画質での撮影では最高6枚までの連続撮影が可能だ。 ボディーサイズはα350と同等で、スペックとしては下位モデルの「α200」にライブビュー機能を追加したような形だ。同社のエントリー向けのデジタル一眼レフカメラのラインアップはこれで3モデルとなり、ライブビューがなく低価格なα200、ライブビュー搭載で価格を抑えたα300、より高画素のセンサーを搭載したα350と、用途と価格に応じて選べるようにした。
[2008年7月7日/IT PLUS] ● 関連記事● 記事一覧
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