東兵庫大会 灘―尼崎西 8回裏尼崎西2死二塁、東野の左前打で二塁走者北田政が本塁を狙うもタッチアウト。捕手永田=尼崎記念公園、西畑志朗撮影
高校野球東兵庫大会で、全国屈指の進学校として知られる灘が、16年ぶりとなる夏の勝利を挙げた。受験のため3年生で野球部に残るのは例年数人だが、今年は「夏の1勝」を目標に9人が残った。勝利目前の9回に2点差を追いつかれたが、延長12回に2点をあげ、5―3で競り勝った。12回を1人で投げ、決勝打も放った吉松は「最後は無心でした。明日は試験ですが、点を取れそうにありません」と苦笑いだった。