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【国際】

中国側警告に不快感 仏大統領、14世訪問で

2008年7月10日 21時07分

 【パリ10日共同】フランス東部ストラスブールからの報道によると、同国のサルコジ大統領は10日、フランスを8月中旬に訪問予定のチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世と会談しないよう中国側が警告していることを念頭に「私の予定や会談相手を決めるのは中国ではない」と不快感を表明、中国側の圧力には屈しない考えを強調した。

 欧州連合(EU)欧州議会で述べた。

 サルコジ氏は9日、北京五輪開会式への出席を表明。パリ聖火リレーの混乱を契機に悪化した両国関係は改善に向かうとみられていたが、今度はダライ・ラマのフランス訪問が両国間に新たな摩擦を引き起こしつつある。

 中国の駐フランス大使は8日、メディアを通じてサルコジ氏がダライ・ラマと会談すれば「重大な結果を招く」と警告。これに対してサルコジ氏は「欧州諸国に対して中国が口を出してはいけないことがある」と述べた。

 

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