【北京=浅野好春】10日夕開幕する6か国協議首席代表会合に関連し、北朝鮮が核施設無能力化の見返りに受け取るエネルギー支援について、日本の負担分を韓国が肩代わりする案が検討されていることが分かった。
同協議関係筋が10日明らかにした。この問題は、この日午後行われる日米韓3か国首席代表会談でも取り上げられるとみられる。
6か国協議では「行動対行動」の原則に基づき、北朝鮮が寧辺(ヨンビョン)の核施設の無能力化を完了させ、他の5か国は重油100万トン相当のエネルギー支援を実施することで合意している。このうち日本は20万トン相当を分担することになっているが、日本人拉致問題での具体的進展がないことから、今回の協議でも日本側は支援不参加を表明する公算が大きくなっている。
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