近畿大と毎日新聞社は、記者が大学の授業を通じて報道現場の動きを伝えるなどの協力・提携を進めることを決めた。荒巻裕・近畿大副学長兼文芸学部長と渡会文化・毎日新聞執行役員大阪本社副代表兼代表室長が9日、協定書に調印した。
同学部は今年度後期から、職業選択を考える「キャリアデザイン」講座に新聞をテーマにした授業を新設する。さらに、来年度はジャーナリズムに関心を持つ学生を対象にした「現場からの新聞論」講座を開く。
毎日新聞社は両講座に編集局などの幹部、論説委員、記者らを講師として派遣し、最新の出来事を通してみた新聞の役割や課題、新聞人としての生き方などを伝える。
また、毎日新聞社が推進する「ニュース時事能力検定試験」受検や、取材などを実体験するインターンシップ研修を取り入れ、社会知識と理解を深めながら、実践的なジャーナリスト教育を目指す。
毎日新聞 2008年7月9日 18時54分(最終更新 7月9日 21時42分)
7月9日 | 近畿大:本社と授業で協力・提携 |