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世界一カッコいいのはチェ・ゲバラで決まり
【オトナの性・恋愛講座】
この連載のテーマは、日本にひとりでも多くのカッコいいオヤジを増やすことにある。
志ある青年や今からでも更生しようとする中高年の男性たちへアドバイスや苦言を差し上げるというコラムだ。(2004.10.21掲載)
そう入っても理想なしでは分かりづらいだろう。ここで、世界で一番カッコいいオヤジは誰かハッキリさせておこうと思う。
それはズバリ、チェ・ゲバラである。誰がなんといってもゲバラが一番カッコいい。
世間では、カッコいいオヤジとは不良中年のことだと勘違いしている者も多いが、これは間違いである。男が不良でカッコいいのはせいぜい20歳くらいまでで。だから暴走族だって適当な年齢になったら卒業する。それを40や50を過ぎたいい大人が不良を気取っているとバカ丸出しなだけだ。
そもそも大人とは体制のことであり、若者は体制に逆らうものであり、だから反体制としての不良はカッコいいのだが、いつまでも反体制のままで生きていけるわけもなく、どこかで現実と折り合うか、現実を変えていかなければならない。
折り合えばダサいオヤジとなり、変えられればカッコいい大人になれるのだ。
不良中年を気取るオヤジのカッコ悪さとは、単にいい車に乗って、若いお姉ちゃんと夜遊びしているだけなのに、それが不良だと勘違いしていることだ。誰とも戦っていない。自分の性欲と戦うだけでお姉ちゃんとすら戦っていない。逆に言えば、戦わない男は不良ではない。
ちょっと話が飛躍するようだが、そこへ行くと、ゲバラは違う。キューバ革命を成功させカストロとともに国家権力を掌握しながらも、更なる革命を求めてゲリラ戦に再び身を投じ、最後はボリビアで政府軍に捕まり射殺される。つまり、国家にケンカを売り、国家から命を狙われる。そこまで不良してこそ本物。カッコいいのである。
そういえば、私の「離婚の学校」のインターネットサイトを手弁当で監修してくださった“怪物弁護士”の故遠藤誠さんも死ぬまで国と戦っていた。だからカッコよかった。男は逃げるな。大いなる敵と戦え。
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●池内ひろみ
1961年生まれ。離婚、再婚を経験後、旧来のフェニズムとは異なる視点で、夫婦・家族問題コンサルタントとして活動。東京家族ラボ主宰。
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