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あらゆる分野にはびこり、トレンドの主導権を握る「オヤジ」たち
【オトナの性・恋愛講座】
実はオヤジがブームである。韓流ブームほどいきなりやってきたものではないためあまり騒がれていないだけで、書店に行けばオヤジ向け雑誌の増殖で1コーナーを占拠し、テレビをつければ、浅草キッドが深夜枠でカッコいいオヤジとはなんぞや、というテーマで番組をやっている。昨年大ヒットした女子十二楽坊も、その売り上げの半数は50代男性だったというデータもある。(2004.10.28掲載)
というわけで、若い女性に代わってオヤジがトレンドを作る時代に入りかけている。家電業界が好調なのも、オヤジが大画面テレビやハードディスク・レコーダーを欲しがるからであるし、旅行業界だって中高年向けの商品がドル箱となっている。韓国はオバサマたちの独壇場だが、スイスの山歩きツアーが隠れたヒット商品になっていて、これに参加するのはもちろん、山歩きが大好きなオヤジである。
あらゆる分野でオヤジが密かにはびこっているのだが、何がそうさせているのか? 単純にオヤジ世代の中核をなす団塊世代がやたら人数が多いということもある。しかし、もっと重要なのは、オヤジたちが自分たちの実力に気付き始めたことだと思う。
どういうわけか、今まで日本の消費社会では、若いヤツの方がエライ、男より女の方が上ということになっていた。だから、企業もメディアも若い女性や子どもばかりを中心に据えたマーケティングを行ってきた。
しかし、高度消費社会において重要なのは知力と財力である。良いものを見分けるには知性と教養が必要だし、それを享受するにはお金も要る。
知力と財力に関しては、若いヤツよりオヤジの方が勝っている。さらに体力面でも、夜ごと銀座で飲み歩いているというウワサのみのもんた氏や、60歳にして鋼の肉体を維持する草野仁さんなどと比すれば、今どきの背中の曲がった若者では体力面でもとうてい太刀打ちできそうにない。つまり、知力、財力、体力のすべてにおいて勝っている今のオヤジが、トレンドの主導権を握るは当然のことなのである。
オヤジは長年、虐げられてきている。オヤジというだけで、臭い、汚い、ダサいの三重苦を背負わされてきた。しかし、それは偏見であることに多くの中年男性は気づき始めたのだ。三重苦じゃなくて三拍子じゃん、と気づいたときから、オヤジはカッコいい存在に生まれ変わるのだ。
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●池内ひろみ
1961年生まれ。離婚、再婚を経験後、旧来のフェニズムとは異なる視点で、夫婦・家族問題コンサルタントとして活動。東京家族ラボ主宰。
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