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健康な女から愛されるためにウッズの左右対称顔を目指せ
【オトナの性・恋愛講座】
ダンロップフェニックスで日本初優勝を果たしたタイガー・ウッズ=写真。今さらだが、かっこいい。ウッズを見るかぎり、オヤジとは年齢のことではないなぁとつくづく思う。
まだ28歳なのにあの老成ぶりといったら並ぶものがないではないか。さらに若い頃ほどのオーバーアクションもなくなり、自分で犯した少しのミスに、厚い唇の口角を下げ、ぶすっとする。オヤジである。(2004.11.25掲載)
ゴルフ・マシーンのような身長188センチ・体重82キロ。歩くとき腰の位置がまったく上下しない素晴らしく安定した下半身。その体躯の素質もさることながら、やはり顔がいい。つぶらな黒い瞳と白い歯は健在だし、なによりも、顔が左右対称、シンメトリーだ。
顔なんて誰でも左右対称だろうと思いがちだが、違う。左右の眉の位置に高低差がある人は多いし、左目が小さかったり、鼻が微妙に曲がっていたり。さらに悪いのは、パーツの形状以上に、話すときに唇が曲がる男である。オヤジが唇を曲げて話すと、まともな女は走って逃げたくなるのだ。
オヤジとしてはちょっとニヒルを気取っているつもりかもしれないが、女性と1対1で話すとき、左右の肩を大きく傾けたり、首を曲げたり唇の端を上げたりするのはニヒルでもなんでもない。このうえなく品性の卑しさが見えるだけだ。ウッズのように、まっすぐ座り、まっすぐに目を見て話してほしい。
オヤジに目指してもらいたいのは、ただ女からモテることではなく、心の健康な女から愛されるよう努めることだ。モテるだけでいい、というのであれば、身体をどちらか一方に傾けるだけで心の不健康な女が寄ってくる。不健康な女は安いかに思えるが、これは案外、高くつく。不足した品性を補うために何かとプレゼントしなければならないし、極端な例だと、職場であなたを困らせたり、ときには手首を切ったり薬を多飲することもある。
ウッズの話から少し飛躍してしまったが、女とつきあうのであれば、心が健康で安心できる女を選ばなければならない。いや、そういう女から選んでもらわなければならない。
選ばれるためには、顔立ちも身長も問題ではない。ウッズのようにシンメトリーな男は間違いなく健康な女から愛される。さあ、今すぐ鏡を見て、眉と目と鼻と口、えら骨が左右対称であるか確かめてみよう。
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●池内ひろみ
1961年生まれ。離婚、再婚を経験後、旧来のフェニズムとは異なる視点で、夫婦・家族問題コンサルタントとして活動。東京家族ラボ主宰。