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浮気相手には勝新風に、ひとつだけ言葉かけて
【オトナの性・恋愛講座】
オヤジは浮気の言い訳が下手くそだ-と以前、書いたが、さらにうまくないのが浮気相手に対する言葉の選び方である。(2004.12.02掲載)
美人だろうがそうでなかろうが、太っていようが細かろうが人妻であっても独身でも、浮気をしている間は、それはそれは楽しいことだろう。
ところが、浮気相手と別れるときになって醜態をさらすことが往々にしてある。
浮気相手の女性が自宅へ無言電話をかける、勤務先へ怒鳴り込む、子どもの通学路で待ち伏せして「お父さんのお友だちなの、うふふ」と言ったりする。洒落にならないことが多くおこるのである。浮気が原因で職を失い、家庭から追い出されるオヤジもいる。
そんなオヤジは浮気をする資格などないのだが、“危険な情事”とならないためにはどうしたらいいか伝えておこう。
男性のみなさん! 浮気の予感があったら、すかさずチャンスを逃すまいと焦るのではなく、裸になる前に彼女にひとつだけ言葉をかけておいてほしい。はじまる前に別れを伝えておくことだ。それはなにも、「僕たちはいつか終わるんだよ」なんて、白けさせるセリフではない。
「俺は離婚しない男なんだ」
これである。たとえば今は亡き勝新太郎さんがこのセリフを言ったとしよう(実際、そんな話を聞いたわけではないが、いかにも言いそうでしょ)。そうだよね、中村玉緒さんと別れるわけないわよね、それでもいいわと納得する女性とだけ、浮気するのである。
これには二重の意味がある。「愛しているのは君だけだ」と、「一度一緒になった女を捨てたりしない男」との意味が含まれており妙な安心感がある。
いや、冷静に考えればこれほど矛盾した言葉はないのだが、こちらが浮気しようかという気分になっているときには相手の女性も浮ついているため、まぁいいでしょう。
楽しいだけで終わることができる浮気をするためには、ぜひこの言葉を伝えておくことだ。そして別れ際には、最初に伝えたことを彼女に思い出させる。
浮気はそれが浮気であるかぎり、必ずいつか終わりを迎える。きれいな別れかたをしなければ女性はストーカーと化し、あなたからすべてを奪うのである。
怖いですね。
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●池内ひろみ
1961年生まれ。離婚、再婚を経験後、旧来のフェニズムとは異なる視点で、夫婦・家族問題コンサルタントとして活動。東京家族ラボ主宰。
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