【社説】日本「独島は日本の領土」明記、考え捨てるべき
韓国で李明博政府、日本では福田内閣がそれぞれ発足すると真の意味での両国関係進展に対して期待がもたれるようになった。両首脳が「過去」よりは「未来」を重視するということで認識を等しくしたからだ。李大統領は「歴史は忘れないが、過去に縛られて未来に進むことに支障があってはいけない」と強調した。福田首相も韓国を含む東アジア諸国との善隣外交を力説した。こんなときに「独島が日本の領土」などという内容を中・高校教科書に反映させるとは日本の本音は一体何なのか問いたい。表だけで甘い言葉を吐いて、裏では韓国を無視するというのか。 独島は歴史的側面ではもちろん、現在、韓国政府が実効的に統治している韓国の領土だ。それに韓国で「独島問題」はどんな妥協も不可能だ。日本もこの点をよく知っているはずである。それにもかかわらず、独島をめぐりずっと喧嘩を売り続けることは、韓国との関係改善は眼中にないという話にしかならない。 こうした点で福田首相の役割が非常に重要だと見ている。これまで福田首相は、植民地支配を謝罪した村山談話を受け継いで、靖国神社参拝もしないと明らかにしている。韓国・中国との関係を以前より質的にワンランク上げるという明らかな意志表明だった。それにもかかわらず「独島は日本の領土」の教科書明記が決まったら、福田首相の言行は偽善として映る。また韓国政府からは駐日大使召還以上の力強い抗議に直面するだろう。福田首相の慧眼を期待する。 ★ 関連記事 MB、日本の教科書「竹島明記」に憂慮 MB「独島、無理な指導はしないと信じている」 中央日報 Joins.com 2008.07.10 08:15:38 |
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