2008年 7月 9日
倉敷市で住宅火災、焼け跡から男性の遺体
9日未明、倉敷市で住宅の一部を焼く火事があり、1人が死亡しました。火事があったのは倉敷市連島町鶴新田の会社員平田好和さん(57)の住宅です。午前1時40分ごろ、平田さんが2階で寝ていたところ、1階から「ドーン」という大きな音がしたため、すぐに確認すると、台所の軒下が燃えていたという事です。消防が駆けつけ消火活動にあたった結果、台所の外壁などを焼き、火は約15分後に消し止められました。軒下に設置されたガスボンベの近くで全身にやけどを負った男性1人の遺体が見つかりました。平田さんは5人暮らしで、火事以降、父の英夫さん(84)の行方が分からなくなっていることから、警察では亡くなったのは英夫さんとみて身元の確認を急ぐとともに出火原因を調べています。

漁船転覆で行方不明の男性、遺体発見
8日、香川県多度津町沖の瀬戸内海で漁船が転覆した事故で、行方不明になっていた男性が9日午後、遺体で発見されました。遺体で見つかったのは丸亀市の漁業、浜野正春さん(64)です。9日は坂出海上保安署の巡視艇や、漁船など約30隻が浜野さんの捜索に当たりました。午後2時半ごろ三豊市粟島の西約1.6キロの瀬戸内海で海上保安庁のヘリコプターが浜野さんの遺体を発見しました。坂出海上保安署では10日、司法解剖をして死因を調べる事にしています。この事故は8日午前5時過ぎ、底引き網漁船、「海正丸」が多度津町沖の海上で転覆しているのが見つかり乗っていた浜野さんが行方不明になっていたものです。実況見分の結果、海正丸の船体からは他の船とぶつかったとみられる跡が見つかっていて、坂出海上保安署では当て逃げとみて捜査しています。

香川OGが知事に前期優勝報告
四国・九州アイランドリーグの香川オリーブガイナーズの選手らが9日、香川県庁を訪れ、真鍋知事に前期リーグの優勝を報告しました。2年連続の前期リーグ優勝を果たした香川オリーブガイナーズ。9日は西田真二監督やエースの塚本浩二投手など11人が香川県庁を訪れ、真鍋知事に「県民の応援があって前期リーグを優勝することができました」と報告しました。これに対し、真鍋知事は「後半戦も優勝し、秋のドラフトで1人でも多くの選手が指名されることを願っています」と話しました。また、9日は7勝を挙げる好成績で前期優勝に大きく貢献し、MVPに選ばれた塚本投手の表彰式も行われ、四国4県の知事から讃岐うどんや高知のエメラルドメロンなど、四国4県の特産品セットが贈られました。後期リーグはすでに始まっていて、ガイナーズは前期・後期の完全優勝を目指します。

チボリ税金投入にNO、市民団体が要望
来年以降のあり方について検討が進められている倉敷チボリ公園の問題で倉敷市の市民団体が9日、伊東香織市長に今後、一切の税金投入をしないよう求める要望書を提出しました。要望を行ったのは倉敷市の市民団体、「チボリはいらない倉敷市民の会」です。会では公園を運営するチボリ・ジャパン社の累積赤字が143億円に達し、閉園しか道は残されていないとしています。その上で、市に対し、「公園に今後税金を投入しないこと」、「県が撤退するのであれば土地を早急に地主のクラボウに返還するよう石井知事に要請すること」の2点を求めています。これに対し伊東市長は、「市単独で財政支援を行う意思はなく、県に公園の将来をしっかり考えてもらいたい」と答えたということです。倉敷チボリ公園を巡っては、地主のクラボウが、来年以降、公園の規模を縮小する場合、県や倉敷市が主体的に関わることを前提に、公園用地だけを分割貸与してもいいという考えを示しています。しかし、土地代について県は、「倉敷市が主体的に支えるべき」と主張するなど、県と倉敷市の考えには開きがあり、依然、流動的な状態が続いています。

長男を刺した女を送検
岡山市で長男を包丁で刺し、殺害しようとして逮捕された女が9日、岡山地方検察庁に送検されました。殺人未遂の疑いできのう、現行犯逮捕された岡山市津島本町の無職島本明美容疑者(74)は、午前9時過ぎ、取り調べが行われている県警本部伊福町庁舎から岡山地検に身柄を送られました。警察の調べによりますと、島本容疑者は、8日午前5時25分ごろ、自宅1階の居間で、長男の茂さん(44)の背中などを包丁で刺して、殺害しようとした疑いです。茂さんは傷が肺に達するなど、一時は意識不明の重体となっていましたが、現在は回復に向かっているということです。島本容疑者と茂さんは普段からトラブルが絶えなかったということで、警察で犯行に至った動機などを追及しています。

岡山・久米南町でハスの花見ごろ
夏を彩るハスの花が岡山県久米南町の休耕田で、見ごろを迎えています。ハスの花が咲いているのは道の駅「くめなん」の近くにある休耕田を整備した宮地やすらぎの里です。町を花の名所にしようと10年前から、地元の農家の人たちが大切に育てています。60アールの水田には薄紅色の花を咲かせた「誠蓮」や、白い花を咲かせた「酔妃蓮」などおよそ40種類のハスが植えられています。また、花の直径がおよそ30センチもある「舞妃蓮」と呼ばれる珍しいスイレンも見ごろを迎えています。今年は先月の気温が高かったことなどから開花は去年に比べ1週間ほど早いということです。「宮地やすらぎの里」のハスの花はお盆ごろまで楽しめます。