Thu, 10 Jul 2008
美人教師が授業中にケータイで自分撮りでサイト掲載!! [国内]
なんとも信じがたいハレンチ(?)騒動が起きた。事情通によるとハレンチ騒動の内容はこうだ。「キュートでありながらオトナの魅力を持つ美人教師が、授業中にケータイで自分撮りをして、サイトに掲載しまくっているんですよ!! こ、これは問題ですぞーッ!!」。
取材班が真相を確かめるべく調査をしたところ、本当に美人教師が自分撮りの写真をサイトに掲載しているではないか!!
この美人教師は授業中にカメラ付きケータイで自分撮りをし、サイトにアップロード。すべての人が見られるように、自分の画像を公開している。
自分を見てもらいたいがために自分撮りをして掲載しているのは自己アピールなのだから特に問題はない。ここで問題なのは、子どもたちが勉学に励んでいる授業中に撮影している点だ。とはいえ、多くの中国人男性は“授業中の撮影”であることよりも、「かわいすぎる!!」という理由から彼女に注目しているようだ。
最近は、中国をメインとしたエロティックな(もしくは色っぽい)話題が多く報道されている。『四川大地震・19歳美少女がヌードになって募金活動』『エッチ? 中国の軍人ギャル新軍服は大胆セクシー系!』もそうだが、今回の騒動は教師としてのモラル低下と、子どもたちの学力低下につながらないかと心配である。
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現役の美人警察官がサイトで赤裸々日記を執筆! [国内]
現役の美人女性警官がサイトに赤裸々な日記を書いているとして、一部のインターネットユーザーのなかで大きな話題を呼んでいる。本人が警察官だと書いているだけで実際は素人なのでは? と、取材班がサイトを調べてみたところ、確かに現職の女性警官であることが判明した。なんと、この赤裸々日記は、石川県警察本部の公式ホームページに掲載されているのである。
その女性警官はコジマミキ巡査部長。日記の内容だが「そこまで言っていいのか?」と思えるほどホンネが書きつづられており、「現職女性警察官が赤裸々に告白します。チョットのぞいてみませんか?」「給与面の良さに惹かれて警察官を受けました」「不景気なのに(給料がよくて)スゴイなぁ」などとも書かれている。
コジマミキ巡査部長はニックネームをミキティといい、石川県警察本部の公式ホームページでもミキティとして日記を書いている。彼女は大学時代、ドングリとケムシの研究をしていたという。そのままドングリとケムシの研究を続けると思いきや、「早く、自分でお金を稼ぎたい!」という欲求が強くなり、せっかく進学した大学院を1か月で中退。「警察官も、なかなか捨てたモンじゃないよ」という友人の一言でミキティは「そーか、そーか」と警察官になったのだとか。
『今のミキティの部屋』と題されたページでは、ミキティの今の姿を見ることができる。「私は、警察官になりたい! と思って警察官になったわけではありません。というか、警察官には全く興味がありませんでした」というミキティ。これからも赤裸々な日記を書き続けてほしいものだ(さらに記事を読む場合はこちら)。
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Mon, 07 Jul 2008
【チベット通信】中国人の入店はお断り[海外]
暴動が記憶に新しいチベット自治区の都市・ラサだが、いま中国人お断りの店が増えている。事実、以前から中国人の客を敬遠するということはあった。たとえば、中国人に思える客がチベット料理屋に入ると、席についてからスタッフに「あなたはどこの国の人ですか?」と聞き、中国人と知ると店員の態度が一変するということが多々あったのだ。それがいま、実際に入店を断る店が増えているのである。
チベット料理屋は世界中に存在する。日本にもあるし、ネパールやインドにもある。チベット料理の人気メニューは、モモというネパール式の餃子だ。日本の餃子よりも皮に厚みがあるだけでなく、1.5~2倍ほどの大きさをしている。具材はビーフ、チキン、マトンなど多彩で、鉄板で焼く調理法がメインだ(中国ではボイルする水餃子がメイン)。そのまま食べてもいいし醤油をつけてもいい。ほかにもチョウメンという名の麺類で、日本で言うところのヤキソバのような料理も美味しい。
話は戻るが、そんな美味しいチベット料理屋に入れない中国人が急増しているのだ。ネパールでチベット料理のレストランを経営しているチベット人のモンさん(39歳)は、その心境についてこう語る。「世界中のマスコミは暴動と言ってますけど、多くのチベット人は暴動というより戦争だと思っています。戦争中に敵国籍の人が入ってきたら、心情的にどう思いますか? 私のレストランは“あえて”国籍を聞くこともないし入店拒否はしていませんが、もし中国人だとわかったら態度に出ないとはいえません」。
チベット料理屋に入って、「あなたはどこの国の人ですか?」と聞かれるアジア人は多い。特に、日本人や台湾人(中国領だが)、韓国人はチベット人からすれば中国人と同じように見えることがあるらしく、その問いをされることが多いとのこと。日本人からすれば「どう考えても顔の骨格が違うだろ!」と思うかもしれないが、異国の人からすればわからないこともあるのだ。そう簡単にこのようなことを言うものではないかもしれないが、チベット料理を食べれもが美味しく食べられる“時”がくることを願ってやまない。
<チベット料理屋へ行く旅行者の皆さんへ>
アジア各国には、多くのチベット料理屋がある。なかでも中国には多くのチベット料理屋が存在する(特に四川省に多い)。ネパールのカトマンズとポカラにはネパールの文化を取り入れた美味しいチベット料理屋が点在している。インドのニューデリーやゴア、またはカシュミール地方などには特に多い。もしかすれば、あなたはそれらの店で国籍を聞かれることがあるかもしれない。そして、人によっては中国人でなくとも不快に思うこともあるだろう。そんなとき、格別なチベット料理をより美味しく食べるためにはどうすればいいか? チベット人たちの心情を察することでそれは解決だ。
注目ピックアップ
翻訳:鈴木・スーザン・美津子
なんとインドで空手(カラテ)が大流行!![海外]
いまインドでカラテが大人気だ。ベンガル湾に面するインドの都市・チェンナイでは、オトナから子どもまで、幅広い層のひとたちがカラテ道場に入門しているという。どうしてこのような現象が起きているのだろうか?
インドという国は、すべての人たちが贅沢をすることが難しい国だ。それは日本も同じかもしれないが、「今日はちょっと贅沢をして食べるパンをひとつ増やそう」というような“ささやかな贅沢”すらできない人たちが多くいるのである。
そんななか、インドの高度成長は著しく、一部の富裕層がいままでできなかった贅沢をするようになってきた。そう、カラテはもちろんのこと、カルチャーや習い事に目を向けることができるということは、それだけ富裕層が増えてきたということである。いままでは精神面や肉体強化などよりも、毎日生きることが大切だった人たちも、だんだんと贅沢ができるようになってきた。カラテは精神面と肉体面の両方を鍛えることができる、素晴らしい武術だ。発展を続けるインドが、いまカラテに目を向けるのは、不思議なことではないかもしれない。
カラテ道場に通って1年になるネモパさん(36歳)は、トイレ清掃員見習いを仕事としているが、カラテ道場に通うようになってから、1日1食しか食べ物を食べなくても元気を保つことができるようになったという。また、それにより食費が浮いて、いまはゲームボーイを買うために貯金までしているのだとか。。
また日本は浅草橋に本社を持つ老舗空手着メーカー、(株)東京堂インターナショナルの広報担当三原さんはこう話す。
「海外のお客様が年々右肩上がりに増えています。特にヨーロッパ、アメリカ、東南アジアでしょうか。インドのお客様も購入されますよ。また最近は成田空港から直接お店に来られる方もいらっしゃいます(笑)目的はやはり日本製の空手着のようですが、ちょっとびっくりです(笑)」
もしかすると日本発の格闘技「KARATE」が世界中に広まるのはそう遠い未来じゃないのかもしれない。
注目ピックアップ
Fri, 27 Jun 2008
【パスポートは眠れない】ベッド付きバスは霧の中を走る 第十六話 [海外]
<前回までの『パスポートは眠れない』は>
「僕の名は羽鳥ヒカル。21歳の元ニート。バングラデシュで家を借りてニートの神になろうと思ったが挫折。ホテルで知り合ったマガンボとタイへと向かった。そのままなりゆきでラオスに入国したが、ビエンチャンの町でマガンボが行方不明なまま、僕はあてもなく先に進んでルアンパバンに到着。そこから中国四川省の成都を目指した。成都にはかわいいパンダがいるからだ! しかし、乗った中国行きバスに突然トラブルが発生し、2時間以上も足止めを食らってしまう。バスはルアンナムターからボーテンのラオス国境を経由し、中国国境をこえて数時間遅れでメングラに到着。そのまま昆明行きの寝台ベッド付きバスに乗り込んだ。車内の納豆のような刺激臭にガマンしつつ……」(前回の話はこちら)
僕は四川省成都に向かうべく、ラオスから中国のメングラ(モンラー)に入り、そこから昆明行きのバスに乗り込んだ。昆明からは、鉄道で成都に向かう予定だ。しかし、僕が乗った昆明行きのバスはすさまじく納豆臭く、しかもとても寒い。臭いし寒いしという状態で僕は、できるだけ眠りながらバスのなかで過ごすことにした。そうしないと、あまりの苦痛のためにノックダウンしてしまいそうだったから。
バスはメングラを出て、翌朝の7時ごろに昆明のバスステーションに到着する予定だ。それまで僕は寝ていたかったのだけれど、どうしても臭いと寒さで寝られない。ニンテンドーDS でもやって時間を過ごすか? そう思ったけれど、いくら世界の任天堂とはいえ、この刺激臭から僕の気をそらすことはできなかったようだ。
バスはトイレ休憩のため、ガソリンスタンドに止まった。これは天の恵みである! バスの中から外に出ると、そこはちょっと排気ガス臭い高速道路沿い。でも、でもでも、バスの中の納豆のような刺激臭よりは100倍マシだ。同じバスに乗った日本人のユーキ君によると、この納豆のような臭いは乗客の足の臭いなのだという。「あんまりオフロとか入らないんじゃないですかネ♪」と、ニカッと笑いながら話してくれた。中国に留学しているだけあって、「足の臭いですヨ」という言葉が妙に説得力を得ていて、ちょっと吐き気をもよおした。
精神的に疲れてきたのか、いくら眠ろうとしても眠れなかった僕がウトウトしはじめた。起きたら昆明だといいな……、と思いつつ、僕は眠りについた。
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<編集部から中国について>
中国のトイレは、日本や西洋のトイレに慣れてしまった人にとって苦痛である。ドアがないので用を足しているときに丸見えなのだ。特に女性は恥ずかしすぎてトイレに行くのが恐怖症になる人もいる。そんなときは、無理をしてトイレを使わないのも手だという。ではどうするのか? 中国に10年暮らしている佐藤さんによると、野原でしたほうがマシなのだそうだ。野原のほうが誰にも見られず、さらに清潔だという。確かにそうだが……。
<事情通から中国について>
中国では多くのマッサージ店が存在する。しかし、いがわしい店とマジメな店が存在し、その見分け方を知らないと希望とは違ったサービスを受けてしまうことがある。とても簡単な見分け方は、マッサージと書いてあるか、按摩(あんま)と書いてあるかで見分ける方法だ。按摩と書かれているマッサージ店は、いかがわしい店でないことが多い。反面、マッサージと英字で書かれている店は、いかがわしい店であることが多い。女性のイラストや写真が飾られている、ピンク色の外装と内装、女性が呼び込みをしているなど、いかがわしい店はちょっと観察すればすぐにわかるはずだ。
※この記事『パスポートは眠れない』は事実をもとにしたフィクションです。その性質上、実在する人物、団体、企業も登場しますが、この記事と直接的な関係があるとは限らないことをご理解ください。当記事を含め、『インターニュース』にて使用されている写真や動画のほとんどには高画質版があり、編集部より使用許可を出すことができます。
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【パスポートは眠れない】人生初の寝台ベッド付きバス 第十五話 [海外]
<前回までの『パスポートは眠れない』は>
「僕の名は羽鳥ヒカル。21歳の元ニート。バングラデシュで家を借りてニートの神になろうと思ったが挫折。ホテルで知り合ったマガンボとタイへと向かった。そのままなりゆきでラオスに入国したが、ビエンチャンの町でマガンボが行方不明なまま、僕はあてもなく先に進んでルアンパバンに到着。そこから中国四川省の成都を目指した。成都にはかわいいパンダがいるからだ! しかし、乗った中国行きバスに突然トラブルが発生し、2時間以上も足止めを食らってしまう。バスはルアンナムターからボーテンのラオス国境を経由し、中国国境をこえて数時間遅れでメングラに到着。どうやら今日中に昆明行きのバスに乗れるようだ! 僕はバスの時間まで暇つぶしのために街を散歩に出かけた」(前回の話はこちら)
メングラの街には、たった4時間程度の滞在となる。昆明行きのバスが、もう数時間後に出るからだ。旅の途中で出会ったユーキ君は、僕と同じく昆明に行く。彼が言うには「すさまじくバスは臭いから覚悟しといてッ!」とのこと……。バスって臭くなりようがないと思うのだけれど、もしかしてあまりに揺れるから、ゲロを吐いてしまう人が続出してるのだろうか?
僕はバスの時間になり、長距離バスターミナルに戻った。メングラの市場や町並みを見て回ったが、特に中国というイメージを得ることなく、観光は終わってしまった。それもそのはず、中国なのに南国の木々があるのは、旅行初心者の僕にとってどう考えてもミスマッチだ(偏見や無知なだけかもしれないけれど)。
バスは外から見ると、けっこうマトモでキレイそうだった。本当に臭いのか? ユーキ君がいままで乗ってきたバスが偶然にもゲロのニオイが染み付いたバスだっただけで、本当はそんな臭いバスなんてないんじゃないか? そう思いながら僕は、安堵をしつつチケットをスタッフに渡し、バスに乗り込んだ。すると……、くっ、臭いッ!! とんでもなく臭い! このニオイは、まぎれもなく納豆のニオイだ!
あまりの臭さにしかめっツラをして驚いていると、ユーキ君がニヤリとして僕に話しかけてきた。「このニオイ、乗客の足のニオイですよ。フトンもシーツも取り替えることは稀だし、オシッコ漏らしたまま洗ったりもしないで放置しているときもあるんですからね」。……こ、このバスに揺られて12時間以上、ニオイをガマンしないといけないのか。ニオイで死ぬことはないだろう。でも、これは拷問だ……。
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<編集部から中国について>
中国の町は、とても埃(ほこり)が舞っている。しかし大気中にそれほど濃く埃があるわけではなく、長く滞在していると段々と喉に変調が出てくる程度のものである。それゆえ、喉がイガラっぽくなってから埃っぽさに気がつくことが多い。昆明や成都には多くの薬局があるので、予防したい人はマスクを買うといいだろう。シンプルなマスクであれば1枚単位で購入することができ、3~5元前後の価格で売られている。また、中国には高地がたくさんあるため、高山病になってしまうことがある。そんなときは、「紅景天」が主成分として入っている、高山病の漢方薬を飲もう。高地に行く数日前から服用していると、より効果が得られるそうだ。漢字で「紅景天・高山病」と書いた紙を薬店に持っていけば、ちゃんと理解してくれるので中国語をうまく話せなくても心配はいらない。
<事情通から中国について>
中国で買い物をするとき、レジに二度並ばなくてはならないことがある。これは、店員が客からもらったお金を盗まないための犯罪予防策だ。まず、客は店員にほしい品物を手渡す。すると、最初のレジで品物の伝票を作ってもらう。品物は最初のレジに置いたまま伝票を持って別のレジに行き、支払いだけを済ます。支払いが済んだら、レシートを持って最初のレジに戻り、レシートをスタッフに渡す。スタッフがレシートを見て支払いを確認し、確かに支払われたと確定されてから、品物を受け取ることができる。ややこしいし、面倒ではあるが、中国にはそういう店が多くあるので頭の片隅に覚えておこう。
※この記事『パスポートは眠れない』は事実をもとにしたフィクションです。その性質上、実在する人物、団体、企業も登場しますが、この記事と直接的な関係があるとは限らないことをご理解ください。当記事を含め、『インターニュース』にて使用されている写真や動画のほとんどには高画質版があり、編集部より使用許可を出すことができます。
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【パスポートは眠れない】通過都市・メングラ(中国) 第十四話 [海外]
<前回までの『パスポートは眠れない』は>
「僕の名は羽鳥ヒカル。21歳の元ニート。バングラデシュで家を借りてニートの神になろうと思ったが挫折。ホテルで知り合ったマガンボとタイへと向かった。そのままなりゆきでラオスに入国したが、ビエンチャンの町でマガンボが行方不明なまま、僕はあてもなく先に進んでルアンパバンに到着。そこから中国四川省の成都を目指した。成都にはかわいいパンダがいるからだ! しかし、乗った中国行きバスに突然トラブルが発生し、2時間以上も足止めを食らってしまう。バスはルアンナムターからボーテンのラオス国境を経由し、中国国境をこえて数時間遅れでメングラに到着した」さらに詳しい記事(前回の話はこちら)
バングラデシュからタイへ飛行機で入り、そこから陸路でラオスに入り、そしてまた陸路で中国に入った。中国の地方都市・メングラは、ラオスから中国に入る旅行者たちの通過地点として栄えている。が、これといって見るものがない。そう聞いていたのだが、確かにこれといった特徴のある都市ではないようだ。僕は昆明行きのバスに乗れることを確認して安心したのち、午後6時ごろに出発するバスを予約した。出発までの時間を散歩して過ごすことにしたのだが、これといってあてがあるわけでもなく、目的地のない散歩をすることにした。
メングラに到着して最初の印象は……、エッチなマッージ屋が多すぎる! メングラの長距離バスターミナルの周囲には、十数軒のエッチなマッサージ屋があり、普通に肩をもんでもらうために間違って入ってしまったら最後、特別料金を取られてしまいそうだ。それと、中国でありながらラオスやタイなどにある熱帯の植物が並木通りに植えられていて、中国漢字の看板と南国植物のミスマッチがちょっとオモシロかった。
僕は、この町まで一緒にきた日本人の人たちとご飯を食べることにした。中国がはじめての僕にとって、それはとても心強かった。僕と一緒に食事をしてくれた大学生のユーキ君(21才)は、中国に留学している日本人で、今は友人を連れてちょっとした旅をしているのだとか。彼が言うには、中華料理は安くて量が多いという。よって、複数人で注文してみんなでつつくのがお得だという。僕は、彼にオススメ料理を聞いて、それを注文することにした。トマトとキクラゲを卵とあえてスクランブルエッグ状にした料理が絶品! こ、これが本場中国の味なのか……。
ユーキ君はこれから僕と同じバスに乗り、昆明に行くという。そこから北京に向かって旅をするらしい。僕は昆明から成都まで行くので、昆明まで一緒に行動すことにした。かなり心強い。日本人旅行者は、旅の途中で日本人と出会っても、あまりつるんだりしないらしい。しかし、中国がはじめての僕にとって、ぜひとも、つるませていただきたかった(変な日本語だが……)! ご飯を食べたあと、バスの時間まであと3時間ほどあることに気がついた僕は、ユーキ君たちと一時別れて単独行動をし、長距離バスターミナルの向かいにある市場に行ってみることにした。つづく。
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<編集部から中国について>
メングラは、ラオスから陸路で中国に入国した旅行者たちの拠点であり、通過都市でもある。よって、メングラからは多くのバスが中国各地に走っている。ここに、2008年度のメングラ発バスの時刻表と価格(人民元)、目的地までの距離を掲載しておく。また、バスには普通バスと豪華バスがあり、それぞれ価格が違う。それらの情報を、旅程を考える上での参考にしてほしい。ただし、時刻や価格は変更になることもあるので、これにともなう金銭や時間の損失の責任を編集部が負うことはできない。
<2008年度版 メングラから各地へのバス>
昆明:725キロ / 191元(豪華225元)/ 10:30 12:30 15:00 17:30
玉渓:623キロ / 171元(豪華205元)/ 時刻は現地にて確認を
墨江:456キロ / 135元(豪華173元)/ 時刻は現地にて確認を
通朕:436キロ / 125元(豪華159元)/ 時刻は現地にて確認を(※1)
緑春:400キロ / 89元 / 7:00
鎮源:520キロ / 価格は現地にて確認を / 6:30
普耳:344キロ / 68元(豪華のみ)/ 6:10(※2)
思芽:286キロ / 59元(豪華のみ)/ 時刻は現地にて確認を
江城:243キロ / 48元 / 6:30 10:30
曼月昔:137キロ / 29元 / 7:30 8:30 14:00(※3)
象明:160キロ / 30元 / 9:00
易武:111キロ / 22元(豪華24元)/ 13:00
景洪:171キロ / 31元(豪華35元)/ 6:00~18:00まで随時
璃区:35キロ / 12元 / 8:30 10:30 14:30 16:30
万象:755キロ / 172元(豪華のみ)/ 偶数日の8:00(※4)
琅勃拉邦:355キロ / 80元(豪華90元)/ 7:30(※5)
孟賽:155キロ / 32元 / 8:00(出発曜日を現地で確認を)(※6)
※1 通朕(朕から月を取った漢字)※2 普耳(サンズイと耳で一文字の漢字)
※3 曼月昔(月と昔で一文字の漢字)
※4 万象(ビエンチャン)
※5 琅勃拉邦(ルアンパバン)
※6 孟賽(ムアンサイ)
<事情通から中国について>
ラオスから中国に入ると、当然ながら文化も違ってくる。それは、ほんの数キロほどラオスから離れただけでもである。たとえば、メングラからトイレの様式がかわる。いままでトイレにドアがついていたかもしれないが、メングラからはドアがなくなり、大便(おっと失礼)をしているときはオシリがモロ見えになる。もちろん、用を足している最中も、他人の“している姿”も、モロ見えである。こればかりは慣れるしか精神的安静を得る方法はなく、恥ずかしがらずに堂々と大便を放出するしかない。どうしてもそういうトレイで用を足したくない場合は、外出前にホテルで用を足しておこう。安いホテルの場合は共同トイレなので同じめに遭うかもしれないが、それが中国なのである。多くの旅行者は、中国のドアなしトイレのことを通称・ニイハオトイレと呼んでいる。……が、中国蔑視にも繋がりかねないので多用はひかえたい言葉だ。
※この記事『パスポートは眠れない』は事実をもとにしたフィクションです。その性質上、実在する人物、団体、企業も登場しますが、この記事と直接的な関係があるとは限らないことをご理解ください。当記事を含め、『インターニュース』にて使用されている写真や動画のほとんどには高画質版があり、編集部より使用許可を出すことができます。
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【パスポートは眠れない】予定通り遅れて進行中 第十三話 [海外]
<前回までの『パスポートは眠れない』は>
「僕の名は羽鳥ヒカル。21歳の元ニート。バングラデシュで家を借りてニートの神になろうと思ったが挫折。ホテルで知り合ったマガンボとタイへと向かった。そのままなりゆきでラオスに入国したが、ビエンチャンの町でマガンボが行方不明なまま、僕はあてもなく先に進んでルアンパバンに到着。そこから中国四川省の成都を目指した。成都にはかわいいパンダがいるからだ! しかし、乗った中国行きバスに突然トラブルが発生し、2時間以上も足止めを食らってしまう。バスはルアンナムターからボーテンのラオス国境を経由し、中国国境をこえた。そして僕は、引き続きメングラへと向かうバスの中にいる」(前回の話はこちら)
バングラデシュ、タイ、ラオスと旅をしてきた僕は、ついに中国に入った。最初、旅の目的はバングラデシュでニート生活をするという理由だったけれど、今はもう違う。いつしかこの旅は、中国四川省の成都でパンダを見る旅になっていた。旅の目的は人それぞれ違う。ほとんどの人は、長くても1週間くらいの旅で、日本で目的を決めてから旅に出る(偏見かもしれないが少なくとも僕はそう認識している)。僕も目的を決めての旅だったけれど、短い旅では途中で目的を変えるということはなかなかできないことだと感じた。僕はいま、貴重な体験をしているのかもしれない。
僕を乗せたバスは、中国のイミグレーションオフィスを出て30分ほど進むと、中国最初のアクシデントに出くわした。なんと、メングラへと向かう主要道路が工事中だったのである。これでは、メングラに行けない……。運転手が工事作業員に「ここを通させてほしい」とお願いに行ったが、まったく受け付けてくれない様子。ここで20分ほど粘ったがラチがあかないと思ったのか、かなり迂回してメングラへと向かうことになった。普通ならばバスなんか通らないような、細い道、砂利道、泥道、空き地などを走りつつ、メングラを目指した。
同じバスに乗っている譲二さんは、あれほど“タイ人の女性とデートしまくった話”をしていたのに、いまは疲れてしまったのかイビキをかきながら熟睡している。僕はといえば、メングラでバスに乗り換えができるか不安で頭のなかがいっぱいだったので、眠ることなんてできなかった。メングラで今日中にバスを乗り換えていち早く昆明に行き、成都行きの列車に乗りたいのだ。そう、とにかく早くパンダが見たかった! それと、メングラは何もない町だと聞いていたので、そこに一泊でも滞在したくなかったのだ。もうすぐ、メングラだ。予定より3時間以上遅れて到着する予定だ。その遅れすら、中国では“予定通りの遅れ”なのかもしれないけれど……。つづく。
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<編集部から中国について>
日本人はいま、北京オリンピックの影響で中国ビザが非常に取りにくくなっている。旅行代理店を通じてのツアーとして中国に行く場合はほぼ取れるのだが、個人旅行として中国に渡航する場合、日本で中国ビザを取るのは容易ではない。いくら日本の中国大使館に申請しても受理されないというのだ。日本国内で個人的に中国ビザを取るのが難しいからと、香港やタイのバンコク、マレーシアのペナン島、ベトナム、ラオスなどで中国ビザを取る人が多くなっている。中国ビザを得るためだけに、わざわざ渡航するのである。それでも、バンコクは中国ビザが取りにくくなっているとも聞く(日本で受理されなかった日本人が多く申請してくるから)。香港まで行ったはいいが、香港ですら受理されなかったという人も多くいる。そうかと思えば、日本で受理されたという人もいる(かなりラッキーである)。少なくとも、日本で中国ビザをとるのが難しいのは事実のようなので、もし中国に個人的に旅行したいと思っている人は、できるだけ早くからビザ取得のために行動したほうがいいだろう。
<事情通から中国について>
『パスポートは眠れない』第十話にもあったが、メングラの町にはATMがない。厳密に言えば、ATMはあるのだが国際キャッシュカードやクレジットカードが使用できるATMが皆無である(あるにはあるのだが限りなく少ないし、普通に歩いても見つけられないだろう)。それゆえ、ラオスから入国したときに中国の通貨・人民元がないと、買い物はできないしチケットも購入できない、ご飯も食べられない、そして有料の公衆トイレにも入れない。また、メングラでラオスやタイ、アメリカドルを人民元に量害する場合、かなり悪いレートで両替をしなくてはならない。ホテルや闇両替屋で両替をすることは可能だが、どこもかなり悪い。いちばん最良な方法は、ラオスで人民元を手に入れてから中国に入ることだ。もしくは、バンコクで用意していくのもレートがいいのでオススメする。ちなみに、昆明まで行ってしまえば国際キャッシュカードやクレジットカードが使用できるATMが多くあるので、人民元の引き出しに困ることはないだろう。
※この記事『パスポートは眠れない』は事実をもとにしたフィクションです。その性質上、実在する人物、団体、企業も登場しますが、この記事と直接的な関係があるとは限らないことをご理解ください。当記事を含め、『インターニュース』にて使用されている写真や動画のほとんどには高画質版があり、編集部より使用許可を出すことができます。
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【パスポートは眠れない】中国国境の銃砲 第十二話 [海外]
<前回までの『パスポートは眠れない』は>
「僕の名は羽鳥ヒカル。21歳の元ニート。バングラデシュで家を借りてニートの神になろうと思ったが挫折。ホテルで知り合ったマガンボとタイへと向かった。そのままなりゆきでラオスに入国したが、ビエンチャンの町でマガンボが行方不明に。彼は彼なりに旅を続けているものと判断し、僕はラオスのルアンパバンに到着。そこから中国四川省の成都を目指した。成都にはかわいいパンダがいるからだ! しかし、乗った中国行きバスに突然トラブルが発生し、2時間以上も足止めを食らってしまう。バスはルアンナムターからボーテンのラオス国境を経由し、中国のメングラへと向かうのだった」(前回の話はこちら)
ラオスの国境にあるボーテンの町で出国手続きをした僕は、今度は中国国境の町で入国手続きをしなくてはならない。バスは出国手続きのために1時間ほど停車したのち、中国国境へと向かった。中国国境は、素晴らしくきれいな建物で埋め尽くされていた。しかし、なにか不自然だ。そう、誰も住んでいる気配がないのである。もしかするとこれは、これから中国に入る旅行者に対して、中国の素晴らしさをアピールしているのかも? そう思いながらパスポートと入国審査のための用紙を片手に持ち、イミグレーションオフィスに並んでいると、突然銃砲がした。
その銃砲の意味はわからない。考えられる理由としては、威嚇。これから中国に入ろうとしている者に対し「国内で犯罪とかイタズラとかすんじゃねーぞ!!」と、威嚇しているのかもしれないと感じた。もしくは、国境警察の同士に対して気合を入れるためだろうか? とにかく、1~2分に一度の感覚で銃砲の音が聞こえてくるため、常にビクビクしながらの入国審査となった。
ここで僕は、国境警察に執拗にいろいろと質問された。「生年月日を話してください」と日本語で話しかけてきたり、一度入国を許可したのにバスに国境警察が乗り込んできて、パスポートをもう一度見せろと言われたり、ほかの人の何倍もの時間を入国審査に費やした。偽造でも犯罪者でもないのだから、当然入国することはできた。だが、なんだか釈然としない気分だったのは言うまでもない。いよいよ僕は中国に入り、昆明へのバスが出ているメングラの無知へと向かう。
<編集部からラオス・中国国境について>
ラオスと中国国境での入国審査は、非常に手間取ることが多い。それにはいくつか理由があり、すべて人為的なものだ。まず、入国審査のために並ぶ人の列だが、あまりにいい加減で、普通に並んでいても割り込まれることが多い。また、二列なのにもかかわらず、途中で一列になったりすることもあり、かなりいい加減だ。さらに、入国審査のために書かなくてはならない用紙も、ちゃんと書いていないと突っ返されてまた後ろから並ばなくてはならない。さらに、信じられないくらいしつこくパスポートや入国理由などを聞かれる。いまはチベットの暴動や四川省をメイントした大地震、そして北京オリンピックなどの注目を浴びることが多い中国。その入国審査は、さらに厳しくなるはずだ。
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<事情通からラオス・中国国境について>
ラオスのボーテンを経由して中国に入りメングラに向かうのは、ラオスと中国の国境越え旅行者からすれば定番のルートだ。しかし、その日のうちにメングラから昆明や重慶に向かおうというのであれば、それが綱渡り的な旅程であることは否めない。なぜならば、ラオス~中国の国境越えバスは遅れることが多々あるからだ。羽鳥ヒカル氏の場合でも、ラオスで一度パンクになり、さらに国境でかなり手間取っている。中国に入ってからは、道路工事があって大きく迂回しなくてはならなかったそうだ。国境越えを予定している場合、無理な予定は禁物だ。それはどこの国の国境にもいえることである。メングラは小さな都市だが、安心して外国人が泊まれるホテルがいくつかある。急ぐ旅でないとしたら、メングラで一泊するくらいのつもりで国境を越えよう。もちろん、間に合えばそのまま素通りしてもいい。なぜなら、メングラには特にこれといって楽しいものがあるわけではないからだ。
※この記事『パスポートは眠れない』は事実をもとにしたフィクションです。その性質上、実在する人物、団体、企業も登場しますが、この記事と直接的な関係があるとは限らないことをご理解ください。当記事を含め、『インターニュース』にて使用されている写真や動画のほとんどは高画質版があり、編集局より使用許可を出すことができますのでご一報ください。
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【パスポートは眠れない】ラオス出国審査不安アリ! 第十一話 [海外]
<前回までの『パスポートは眠れない』は>
「僕の名は羽鳥ヒカル。21歳の元ニート。バングラデシュで家を借りてニートの神になろうと思ったが挫折。ホテルで知り合ったマガンボとタイへと向かった。そのままなりゆきでラオスに入国したが、ビエンチャンの町でマガンボが行方不明に。彼は彼なりに旅を続けているものと判断し、僕はラオスのルアンパバンに到着。しかし食べ過ぎか食中毒で3日寝込むことに。ろくにどこも観光もせずルアンナムターに行き、中国四川省の成都を目指した。成都にはかわいいパンダがいるからだ! しかし、乗った中国行きバスに突然トラブルが発生し、2時間以上も足止めを食らってしまう。バスはルアンナムターからボーテンのイミグレーションオフィスを経由し、中国のメングラへと向かうのだった」(前回の話はこちら)
僕はいま、中国に向かうべくバスに乗っている。タイのノンカーイを経由して、バンコクからラオスのビエンチャンに行き、次にルアンパバンに滞在。テレビで見たパンダをどうしても観たくなり、パンダ研究所のある四川省・成都に行くことを決めた。ルアンパバンからバスでルアンナムターへと行き、一泊したのち中国のメングラ行きのバスに乗ったのだ。メングラはラオスに近い中国の地方都市で、メングラまで行けば、成都とメングラの間にある昆明という都市までバスで行くことができる。そして昆明からは、鉄道でイッキに成都へ向かうことができる。それが、僕のいまのところの計画だ。
僕が乗ったバスは途中でパンクというアクシデントに見舞われたものの、タイヤ交換に2時間もかけたのち、なんとか走り出した。バスには日本人が数人乗っていたが、特に急いでいる様子もなく、旅慣れている感じがした。2時間くらい遅れるのはいつものことなのかもしれない。
バスのなかでひとりの日本人に出会った。出会ったというよりは、むこうから結構強引に話しかけてきたというのが正しい表現かもしれない。東京の新宿で宝石商をしているという48歳の譲二さんだ。「アンタ、メングラに泊まるんかい?」「いや、僕はすぐに成都に向かいたいので、メングラですぐに昆明行きのバスに乗り換えようと思っています。間に合えばですが……」「急ぐ旅なんて楽しいんか!? ワシゃあ東京モンだから都会っ子なんじゃ。クソド田舎のメングラなんぞ泊まれるかボケー♪ ロクなホテルないだろうに! ギャハハハーッ!」。譲二さんはいままでずっと宝石商一筋で生きてきて、奥さんとは死別。50歳目前にきて息子に商売をまかせ、一人旅を満喫しようとタイからバスで旅行をしてきたという。飛行機を使わないのは、単に時間が余りまくっているからだそうだ。
「タイでねーちゃん買いまくりだったワー♪ あんちゃんも買っただろ? いくらだった?」「い、いや買ってないです。あはは」「うそつくなよ買っただろ?」「買ってないですよ。それに、バンコクに少ししかいなかったんです」「10分あればオンナなんて買えるっちゅーに♪ おっぱいぷりんぷりんギャハハハーーーッ! ヌフォーーッ!」。譲二さんのマシンガントークに仕方なく付き合っていると、いつしかバスは中国との国境の町・ボーテンに到着した。ここで出国審査をしてもらい、さらにバスで進んで中国の入国審査へと向かうのだ。タイでラオスに入国するときも緊張したが、今回はそれ以上に緊張している。なぜだろう? 中国というお国柄に対して、ややマイナスイメージをもっているからだろうか? なんとなく怖いというイメージがあるのは事実だ。つづく。
<編集部からラオスについて>バンコク、ノンカーイ、ビエンチャン、ルアンパバン、そして中国各地へと向かう陸路ルートは、バックパッカー旅行者にとって定番のルートとなっている。治安も比較的悪いことはないので、安全を確保しつつ、ややサバイバルなバス旅行ができるのも楽しいポイントのひとつだ。旅行サイト『フォートラベル』には多数のラオスの写真が掲載されているので、もし行ってみたいと思ったときは調べてみるといい。
<事情通からラオスについて>
出国審査オフィスがあるボーテンの町には何もない。だが、ラオスでの最後の買い物ができるのもボーテンだ。買い物とはいっても、お菓子やジュース、日用生活品などしかできない。ボーテンの出国審査オフィスを背中にして右側に、小さな商店がある。中国に入ってからもラオスのそれらを食べたり使用したいと思うのであれば、そこで買わないとラオスの物は手に入らない。ここから先は、もう中国なのだから。ちなこに、あまりに出国審査に戸惑って時間をとられていると、バスがあなたを置いて行ってしまうことがある。ただ単にみんな乗っていると思って出てしまうだけなので、遅れそうなときはすでに出国審査を終えた同じバスの乗客か運転者などに声をかけておくといい。
※この記事『パスポートは眠れない』は事実をもとにしたフィクションです。その性質上、実在する人物、団体、企業も登場しますが、この記事と直接的な関係があるとは限らないことをご理解ください。
※当記事を含め、『インターニュース』にて使用されている写真や動画のほとんどは高画質版があり、編集局より使用許可を出すことができますのでご一報ください。
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Wed, 25 Jun 2008
実在するファッキング村の住民たちの悩みとは [海外]
インドニュース『news views and analysis』によると、オーストリア・ザルツブルク北部にひっそりとしたファッキング村があるという。ファッキング村は読んで字のごとくファックな村……、というわけではない。スペルも「Fucking」だが、住民たちはいたってマジメであり、ヨーロッパならばどこにでもある普通の田舎町だ。名前が名前だけに、この村には多くの観光客が訪れる。「ファッキング村」と書かれた道路標識の前で記念撮影をする観光客が多く、そんなほほえましい(?)光景を目にすることができる。が、インターネットニュース『AFPBB News』によるとこの村の住民たちは、いまとても悩んでいることがあるという(さらに関連の記事を読む)。
「ファッキング村だなんて名前はイヤ!」という悩みなのかと思えば、そういうことではないらしい。村の名前が書かれている道路標識が、いつも盗まれてしまうのだという。確かに「ファッキング村」だなんて書かれた道路標識は記念になりそうだが、そのような行為は立派な犯罪である。
実際にファッキング村に行った事があるというザビ・ライトさん(会社員 36歳)はファッキング村についてこう語る。「ファッキング村はまったくファッキングじゃないよ。のどかすぎるからファックどころじゃないね。でも、ファッキング村に夜な夜なやってきて、野原でセックスしているバカはいたね。ファッキング村でファックしたとか言いたいんだろう。ああいうやつらが看板とか盗むんじゃないかな?」。
ファッキング村にファックなことを求めて行くのであれば、100パーセント期待を裏切られることだろう。しかし、バカなことが大好きな人ならば、道路標識を見に行く価値はありそうだ。
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【四川大地震】19歳美少女がヌードになって募金活動 [海外]
「私の裸を見て少しでも興味を持ってくれたら募金してあげてください」という意思のもと、自身のヌード写真をインターネットに公開している19歳の中国美少女・シャオユンちゃんが話題をよんでいる。中国に震撼を走らせた四川大地震で困っている人々をどうすれば支えることができるか考えた結果、自身のヌードをインターネットサイトに掲載し「どうか寄付してください」とアピールすることを思いついたという(さらに関連の記事を読む)。
しかし彼女自身は、募金を集める手段を持っていない。彼女のヌード写真は募金をしなくても普通にアクセスするだけで見られるし、ダウンロードもできてしまう。彼女はすべての人々に自分のヌードを見せることによってサイトのアクセスを増やし、四川大地震の恐ろしさと現状を伝え、「募金をしたい」という人をひとりでも増やしたいという計画のようだ。よって、彼女の力によってどれだけ募金の額に影響を与えたかは不明だ。
このシャオユンちゃんの行為について、中国や台湾、日本のインターネットの声は賛否両論だ。「いまどきの子どもは単純な考えでこういう事をしでかす」「写真にマッキントッシュが写っている。DOS/Vがメインの中国においてマッキントッシュを使用しているということは金持ちのお嬢様に違いない」「あまりにも脚がキレイすぎる。こ、興奮してきた!」「純粋な気持ちでやったことだからいいと思う」「アイドルになりたいだけなんじゃない?」「誰でも見られるようにしないで売ればいいのに」など、その声はさまざまだ。
ヌードやセクシーポーズの写真をサイトに公開して募金をお願いするという行為が、公序良俗に反するかどうか。そういう点からすれば、批判する人もいるだろう。しかし、「何か自分でできることはないか?」と模索し、実際に行動に移した彼女の心の優しさと、純粋な心だけは認めてもいいのではないだろうか。
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『麻婆豆腐』は「あばた面の女性が作った豆腐」で間違いない [海外]
インターネットニュースサイト『レコードチャイナ』の報道で「北京市人民政府外事弁公室が、中華料理の名称を正しい英文メニューにして各レストランで使用するよう求めている」という記事があった。これは、麻婆豆腐を直訳して「あばた顔の女性が作った豆腐 / Bean curd made by a pock marked woman」という英文メニューが普通に使われていたからで、それを正したいということらしい。しかし、麻婆豆腐は本来の意味でも「あばた面の女性が作った豆腐」というのが正しく、間違いではないという。取材班は、麻婆豆腐発祥の店がある中国四川省成都へと飛んだ(さらに関連の記事を読む)。
麻婆豆腐が美味しいといわれている四川省。特に首都である成都(日本語読み:せいと / 中国読み:チェンドゥ)は、どの店で麻婆豆腐を食べてもハズレがないというほど、麻婆豆腐が美味しい地域として有名だ。そのなかでも、麻婆豆腐発祥の店として世界的に有名な『陳麻婆豆腐』(ちんまーぼーどうふ)は格別の味であり、ここのかつての主人だったお婆さんが、麻婆豆腐を初めて作った人物だという。
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取材班が同店のスタッフに麻婆豆腐の名前の由来を聞いたところ、「この店のかつての主人(の奥さん)だったお婆さんが、はじめて麻婆豆腐を作りました。料理の名前の由来は、そのお婆さんが“あばた顔”だったからです」とのこと。つまり、天然痘や皮膚の疾患が治癒したのち、顔に残ってしまったあばた(痘痕 / つまり傷痕)があまりにも特徴的だったため、そんなお婆さんが作った豆腐料理として“麻婆豆腐”と名づけられたのだ。「麻婆」とは、あばた顔のお婆さん(おかみさん)を意味する言葉である。
よって、麻婆豆腐を直訳して「あばた顔の女性が作った豆腐 / Bean curd made by a pock marked woman」という英文メニューにするのは間違いではない。だが、それを読んで麻婆豆腐がどんな料理か理解することは難しい。確かに、メニューをわかりやすいものにする必要はありそうだ。
ちなみに、麻婆豆腐発祥の店『陳麻婆豆腐』はホイコーローも絶品なことで有名だ。大地震で被害が大きいとされる四川省だが、成都は観光都市として問題なく旅行を満喫することができる。行くことがあればぜひ立ち寄ってみてほしい(陳麻婆豆腐:中国四川省成都市西玉龍街197号)。観光都市にとって、被害があるといえど観光旅行者が戻ってきてくれることが、いちばんの復興に繋がるのだから。
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中国上映中止の『カンフーパンダ』がタイでも騒動に!? [海外]
中国四川省で上映中止となった『カンフーパンダ』だが、微笑みの国・タイの首都バンコクでも『カンフーパンダ』が物議をかもしている。なんと、『カンフーパンダ』のために作られた特設パンダオブジェ(巨大人形)が、あまりにも『カンフーパンダ』に似ていないのだ。これについてタイ国民たちは「製作者は似せようとする努力をしたようには思えない」と口をそろえている。取材班はどれだけ似ていないのか確かめるべく、タイのバンコクへと飛んだ(さらに他の映画記事を読む)。
まったく『カンフーパンダ』に似ていないという特設パンダオブジェは、タイ最大級のムービーコンプレックス施設『IMAX グランドEGV』の1階に飾られている。取材班が実際にこの目で見て確かめたが……、確かにこれは似ていない。『カンフーパンダ』と書かれていなければ、これがその映画のキャラクターだということがわからないくらい似ていない。
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だが、タイで6月12日から上映が始まっている映画自体は大人気のようで、週末は満員御礼の大盛況だという。ちなみに、マクドナルドで食事をすれば、50バーツ(150円)の割引券をもらうことができる。通常150バーツ(450円)のところを100バーツ(300円)で観られるのでお得だ。
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【タイ・美少女コスプレ特集3】エロティック・コスプレイヤーズ登場! [海外]
タイのバンコク『マーブンクロウ』ショッピングセンターで開催されたコスプレイベント『カートゥーンストリート』。同人誌の即売会やタイの同人アイドルのコンサートステージ、日本留学のための説明コーナーも設けられ、日本が大好きな若者にとって一大イベントとなった。特に注目を浴びたのはコスプレイベントで、タイ人のコスプレイヤーが集結し、地元住民や旅行者を楽しませてくれた。
タイ人のコスプレは、非常に素朴だ(その表現が適切かどうかは微妙だがよい意味として)。たとえば、シンプルにメイド服を着るだけでもコスプレだし、和服を着るだけでもコスプレになっている。もちろんメイド服も立派なコスプレだと思うが、ここでいいたいのはタイ人はキャラクターになりきる人よりも、その服がカッコイイから、その服がカワイイから着ているという人が多いということ。バンコクの街を歩いていると、日本のギャル風ファッションをしている少女たちをよく見かける。彼女たちはギャルのファッションをするだけでコスプレになり、最先端のオシャレをしていることにるわけだ。なかには過激なエロティックなコスプレもあり、目のやり場に困ることも。
タイ人女性のコスプレ年齢は10代がメインで、20代はまばら。しかもコスプレイヤーには富裕層が多く、それなりに裕福な家庭でないと容易に手を出せるカルチャーではないようだ。たとえば、マンガ本1冊を買うにしてもタイ人の感覚からすれば、1冊につき1500円を払うようなもの。貧富の差が激しいタイにとって、日本のカルチャーに触れるということは、けっこう敷居が高いのだ。
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日本のファッションを取り入れること、それがコスプレになっているタイ人たち。いつかタイが日本のコスプレ界を凌駕するコスプレ大国になる日がくるかも?