観るヒマがなくてDVDを積み上げたり、まだ観ていない録画がHDDから溢れそうになっている人は結構多いのでは? 今回は、DVDから動画をリッピングしたり、集めた動画をDVD-Rに突っ込んだりして味わい尽くすテクをまとめたぞ。
デジタルなデータは劣化しないとか言われつつも、積み上げたDVDのタワーが突然崩れて、中身がパキッと割れたりしないとは限らない。大事な動画はリッピングして保存しておこう。さらに、リッピングした後、携帯プレイヤ用の動画形式にエンコードすれば、PSPやiPod、ケータイなんかでも見られるようになっちゃうのだ。
とにかくDVDリッピング手順がよくわからなくてできない! という人はこちらの記事を要チェック。基本の手順がまとまっているので、スムーズに実行できるぞ。
リッピングするなら動画は高画質なほうがいい。でもDVDが大量にあるといくらHDDの容量があっても足りなくなってしまう。HandBrakeでH.246形式の高画質&低容量な動画にリッピングするといいぞ。
片面2層DVDは、バックアップ後もできれば1枚のDVDに収めたいもの。「Amok DVD Shrinker」を使うと、片面1層サイズの容量に圧縮しつつリッピングを行えるのだ。
USBメモリも8Gバイトや16Gバイトといった大容量の製品も安く買えるようになった。これだけの容量があれば、DVDも出先でまるまる1枚分ぶっこぬいてお持ち帰りできる。USBメモリにDVD Decrypterを忍ばせておこう。
RipIt4Meは、DVD Decrypter、FixVTS、DVD Shrinkの3つのツールを組み合わせて自動実行するツール。3つのツールの強みをフルに発揮し、どんなDVDでもリッピングできてしまうぞ。もちろん悪用厳禁!
リッピングしたデータは動画編集ツールなどでいじったり、PSPやケータイなんかでも観られるようにエンコードしたりできる。一方、保存用にDVD-Rに書き込むのは基本の基本。そんな基本をできるようにするツールも押さえておこう。
フリーのライティングソフトを探しているなら、ブルーレイにも対応している「StarBurn」や「BurnAware」がオススメだ。特にStarBurnは、上でも紹介しているAmok DVD ShrinkerでISOイメージを作るのに必要となるので、セットで使うといいぞ。
DVDを作るなら、メニュー付きのDVDだとシーンの頭出しなどの面で便利度がアップする。メニュー付きDVDを作製するなら「DVDForger」「DeVeDe」などがある。使い勝手が自分に合う方を使おう。
リッピングしたデータを絶対に永久保存したい! とか、DVD-R足りないから書き込まずにリッピングしたデータを見たい! とか、とかくいろんな欲求はあるものだ。そんなニーズに応える補助的なツールもまとめたので参考にして欲しい。
永久保存したいDVDを守るなら、大事なデータや映像を経年エラーから守る「dvdisaster」が外せない。エラー訂正用のファイルを作成しておく仕組みで、高い確率でデータを復活できる。
DVDから中身をぶっこぬいたイメージファイルを、DVD-Rに書き込む前に確認したい! という場合に便利なのが仮想ドライブツール。イメージを圧縮し、HDD容量を温存しながらマウントできるMagicISOが便利だ。そのほか仮想ドライブツールは「DAEMON Tools」や「Alcohol 52%」
などもあるぞ。
DVD-Rを大量に使うようになると、どのメディアに目的のファイルを書き込んだか分からなくなった、なんてことも出てくる。どのファイルがどのディスクに入っているかをデータベース化してすぐ調べられる「HDD File Administrator」で管理しよう。
上でリッピングツールとして紹介したHandBrakeだが、リッピングしたISOイメージを別の形式に変換するツールとしても便利だ。こちらの記事ではAVIで保存する使い方を解説しているので参考にして欲しい。
2008年06月26日 20:46