【ソウル=島谷英明】韓国の通貨ウォンの下落が加速している。4日のソウル外為市場でウォン相場は1ドル=1050ウォン台を割り込み、2年8カ月ぶりのウォン安・ドル高水準をつけた。原油など原材料価格の高騰による景気後退の懸念が深まり、主に海外勢のウォン売りが強まった。
ウォン相場の4日終値は1ドル=1050.40ウォンで、ほぼ2カ月で5%下げた。急速なウォン安を受けて株式への売り圧力も強まり、4日の韓国総合株価指数(KOSPI)終値は前日比1.8%安い1577.94。ほぼ4カ月ぶりに1600の大台を割り込んだ。
ウォン安の進行は原油や穀物など輸入品の物価上昇に一段と拍車をかける。韓国政府は2日、物価高による内需不振で2008年の経済成長率見通しを6%から4.7%に下方修正したばかり。ウォン安の加速は成長率をさらに低下させ、100億ドル(約1兆600億円)と見込む経常赤字を拡大させる可能性もある。(00:28)