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落書き学生らが謝罪 フィレンツェ訪れ号泣
世界遺産に登録されているイタリア・フィレンツェの「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」の壁に岐阜市立女子短大学生らが落書きした問題で、同短大の松田之利学長と落書きをした女子学生1人が9日、フィレンツェ市役所を訪れ、大聖堂の関係者らに謝罪した。
学長らは市役所で大聖堂のミトラーノ館長や市役所の国際関係担当者らと面会。市役所側によると、学生は謝罪の場で号泣しながら謝り、市役所職員が慰める場面もあったという。
市役所はこの後「岐阜市とフィレンツェは姉妹都市の関係にあり、この事件は終わりにしたい。事件は両市の関係をむしろ強めた」との声明を発表した。ミトラーノ館長は「正式に謝罪を受け入れた」とした。大聖堂側は落書きを消すための補修費などを請求しないことを既に決めている。(共同)