プロレスラーの藤波辰爾(たつみ)さんが、以前所属し役員も務めた新日本プロレスリング(東京都)と新日本の筆頭株主である堺市のゲーム製作販売会社に対し、役員の退職慰労金などに相当する約5094万円の損害賠償を求め、東京地裁八王子支部に提訴していたことが分かった。今月15日に第1回口頭弁論が開かれる。
訴状によると、藤波さんは72年に新日本の旗揚げに参画。06年6月末に退職するまで看板選手で、84年6月~06年4月には社長などの役員も務めた。社内規定に基づく慰労金額は約4634万円だが、06年3月の取締役会で業績悪化を理由に規定が廃止され、藤波さんには退任に際し功労金を支払うことを可決した。しかし、昨年4月の株主総会で功労金の支払いが筆頭株主の反対で否決された。【佐藤浩】
新日本プロレスの話 訴訟案件であり、コメントは差し控えたい。
毎日新聞 2008年7月9日 23時31分(最終更新 7月10日 0時31分)