2008年07月12日
「拉致問題〜囚われた少女たち」
「拉致問題〜囚われた少女たち」
（http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg1899.html）
政府・拉致問題対策本部企画によるビデオスポットである。
７月７日（月）、午後９時から放送の『ビートたけしのＴＶタックル』（テレビ朝日）において若干流されたものである。
ちなみに、同様の拉致問題対策本部企画によるＴＶスポットとして、
「拉致問題−引き裂かれた家族−」
（http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg1034.html）
がある。
許すまじ、北朝鮮！
拉致被害者を日本に返せ！
拉致被害者を家族の元に返せ！
2008年07月11日
Free Tibet! Save Tibet!!その１５
チベットに自由を
言論の自由を
教育の自由を
宗教の自由を
チベットに平和を
中国政府は、弾圧を止めろ
パンチェンラマを返せ
チベット人を釈放しろ
真実を隠すな
チベット人を見殺しにするな
FREE TIBET （フリー チベッ）
SAVE TIBET （セイブ チベッ）
STOP KILLING （ストップ キリン）
我が貴重な信友のお一人であるおつるさん。去る７月６日（日）、フリーチベット関西(「チベットの人権保護を訴える会」)のデモ、中之島〜御堂筋〜難波の行進に参加された。
おつるさん自身５回目のデモ参加であり、今回は「浴衣姿」でのデモ参加を決行された模様。そのことをおつるさんが設置されるブログ『おつるの秘密日記 酒と薔薇と愛の日々』でご報告なさっている（http://blog.zaq.ne.jp/otsuru/article/455/）。
2008年07月10日
神よ、わたしたちの汚れを洗い、罪から清めてください。
下心丸出しで変な汗をかいている「オヤジ」にはキスはおろか、握手もお断りということか。
フィリピンでミサに与った時の話。
一緒にミサに与った助祭は、フィリピン女性からキスを受けていたけれど（もちろん、頬にCHU！）、自分のような「変なオヤジ」は無視でござった。フン！
友希さんもおっしゃる。
「私も拝領のために手はきれいにしておきたいのに、とってもイヤ！」と。フン、フン！！
急に話は変わるが、聖体拝領の際の「手」の話。日本では手による聖体拝領が広く行われている。自分も手にご聖体を受けている。みなさんは、ミサ前、きちんと手を洗ってから入堂されているのであろうか？
これは、御聖体を配る司祭や聖体授与の臨時の奉仕者にも言える。
司祭はミサ前には、トイレも済ませ、手も石鹸をつけ、しっかり洗っていらっしゃるのであろう（と信じたい……）。
聖体拝領行列の中には、司祭からの祝福を望む者もいる。気を配られる司祭はよろしいが、祝福を望む者の頭にベッタリと手を付けてしまう司祭もいらっしゃる。御聖体という大切なものを取り扱っているのにである。
食べ物を配るにしても汚すぎる。もし、コックさんや板前さんが髪の毛をかき上げながら料理を出してきたら……。そのような店は、即日閉店間違いなしである。
聖体授与に係る臨時奉仕者も同様である。
それまで、会衆席にいたのに、そそくさと内陣に入る。ペルビスで指先をぬらし、マヌテルギウムで拭う程度である。
「ミサの中で、供え物の準備の時、司祭は手を洗います。どうして手を洗うか分かりますか。司祭の手が汚いからではありません。また、ミサ後の食事のためでもありません。司祭が手を洗うのは象徴的な行為なのです。ミサの時、司祭は手を洗いながら次のように祈ります。『神よ、わたしたちの汚れを洗い、罪から清めてください。』これは清めの祈りといいます。見える形で、心の望みを表しているわけです。皆一人一人は罪に汚れていますが、ミサに参加する妨げにはなりません。回心の祈りを初め、ミサの中で所々心を清める機会があります。神さまの恵みによってミサに与かることが出来るし、神様の助けによって一人一人がミサに参加するのにふさわしくなります。神さまがわたしたちの心を清めてくださいます。」（http://www.nagoya.catholic.or.jp/HTML/2006b-gospel/B-nenkan22.html）
ミサ中司祭が手を洗う動作はあくまでも「清めの祈り」、つまり、「心の望み」を目に見える形で現した「象徴的な行為」であり、汚れた手をお手洗いで洗うのとは全く違うのである。
ぜひ、御聖体を信徒に配る司祭や聖体授与の臨時の奉仕者には、「手の清潔さ」に気を配っていただきたい。
ペルビスで指先を濡らすのは、手が汚れているからではなく、あくまでも「象徴的な行為」であることを理解して欲しい。ということは、手の汚れはミサ前に石鹸を使い、きれいに落としておかなければならないということ。
2008年07月09日
互いに「平和の挨拶」を交わしましょう
毎週ミサに与っているにもかかわらず、なかなか上手くいかないのが「平和の挨拶」。下手をすると背中に向かって頭を下げるという醜態を晒すことになる。
というわけで、自分も割り切ることにした。
まずは、司祭に「互いに『平和の挨拶』を交わしましょう」と促された段階で祭壇の司式司祭に向かった深く一礼「主の平和」。
その後は、右顧左眄するのではなく、じっくりと待つ。待つのである。そして、目が合った方には軽く会釈で「主の平和」。あくまでの典礼上の動作の一つである。
実際の挨拶は、ミサ前に「おはようございます。」「いゃ〜、おはよう！昨日は久しぶりにレッズ勝ったねぇ。」「ほんと、久しぶりですよぉ〜」という感じ。
ミサ後に「じゃぁ、また来週。」「じゃあ！」でよろしいのである。
自分の慕っていた故犬飼政一司祭は、この「互いに『平和の挨拶』を交わしましょう」というのはなかった。ミサ前後に挨拶さえ交わすことのない信徒同士がミサ中に挨拶することの白々しさを訴えられていた。
それにしても、友希さんの教会の様子。
まず、司祭が祭壇を離れてしまうのですか？
そして、信徒も各席を離れて、聖堂内をウロウロ？立食パーティのような感じなのでしょうか？しかも、１０分もかけて？
自分は、その後、聖体拝領を受けるから手を使いたくないので、握手はしない。日本人なのだから会釈でよろしい。
外国人信徒はキスとかしているけれど……。キスをしてくれるのであれば、来週からは青年会の女の子隣の席を狙おう。
2008年07月08日
最高裁判決と日本国籍 その４
先日、７月６日付けの讀賣新聞では、『「国籍」「父」求め日本へ、比の日系２世ら１６人』との見出しで、「一方、６月の最高裁判決を受け、ケソン市在住の○○○・○○○○さん（３４）の娘×××ちゃん（９）も、早期の日本国籍取得に期待を寄せる。」との記事を載せ、その最後を「日本国籍取得の動きが活発化する可能性がある。」と締めくくっている（http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080706-OYT1T00118.htm）。
たとえば、フィリピン生まれのフィリピン育ちの女の子。
もし、ブローカーの依頼により、幾ばくかの謝礼により日本人がこの娘を認知すれば、実際の父親の国籍がどこであろうとも、日本国籍を取得することができるということ。
もちろん、本人は日本とは縁もゆかりもなく、日本語さえもままならない。
しかし、「日本人」なのであるから、大手を振って入国でき、言葉や風習の違いこそあれ、在留資格にとらわれることもなく就業のチャンスもあるということでよろしいのでしょうか？
2008年07月07日
年間第１４主日
７月６日（日）、年間第１４主日である。
この日も神からの豊かなおんめぐみにより、ミサに与ることができた。神に感謝！である。
また、『両形態による聖体拝領』は行われなかった。「一安心」と言ってもよろしいであろうか？
先の拙ブログ『聖ペトロ聖パウロ使徒』（http://blog.livedoor.jp/kasahara_7524/archives/2008-06.html#20080629）には、１２３さん及び友希さんからご質問を頂いていた。まずは、そのことについて、お話ししたい。
特別献金の方法。
通常は、奉納行列に先立ち、献金用の籠が回ってくる。その籠が集まるとこどもたちがパンとぶどう酒とともに献金の入ったいくつもの籠を司祭に献げる。
特別献金の際は、奉納行列はパンとぶどう酒のみ。聖体拝領の際と同様に、祭壇の前に信徒は列をなし、祭壇前に置かれた献金箱に札やコインを入れるわけである。
神社での初詣のシーンを思い出していただければ結構である。もちろん投げ入れる信徒はいないが……。
司祭：主イエス・キリスト、あなたは使徒に仰せになりました。「私は平和をあなたがたに残し、私の平和をあなたがたに与える。」と。
わたしたちの罪ではなく教会の信仰を顧み、おことばのとおり教会に平和と一致をお与えください。
会衆：アーメン。
司祭：主の平和がいつも皆さんとともに。
会衆：また司祭とともに。
司祭：互いに平和のあいさつをかわしましょう。
会衆：主の平和
（Ａ）
先唱：神の子羊
会衆：世の罪を除きたもう主よ、われらをあわれみたまえ。
先唱：神の子羊
会衆：世の罪を除きたもう主よ、われらをあわれみたまえ。
先唱：神の子羊
会衆：世の罪を除きたもう主よ、われらに平安を与えたまえ。
と滞りなくミサは続くわけである。
しかし、我が教会では、（Ａ）の部分に聖体拝領を受けない者−多くは初聖体前の児童−への「祝福のための行列」が行われる。このときも、聖体拝領の際と同様、祭壇前に行列をなすのである。
一方、聖体拝領を希望する信徒は、この（Ａ）の箇所では着席して、「祝福のための行列」が終えるのを待つことになる。「祝福のための行列」の間は、由緒ある「平和の賛歌」に先だって変な音楽が演奏されている。
以上、お答えになったであろうか？
そして、最近、気になる変なこと２つ。
その一つは、英語による福音書の朗読と主の祈り。
そして、もう一つは、ミサ後の「お知らせ」の手話である。
「神様は、やはり『アメリカ人』だったのか？」ということである。
外国人の列席者はほとんどいないし、その数少ない外国人もほとんど英語は分からない様子。フランス人はフランス語を話すし、南米の方はスペイン語かポルトガル語。『外国語』という意味であれば、日本語と同様である。なぜ、敢えて『英語』？カトリックの公用語はラテン語のはずなのに。
また、「お知らせ」の手話。典礼では手話がないのに、なぜ「お知らせ」にだけ手話を付ける。くだらない映画で予告編のみ印象に残ってしまうことがあるが、まさにそれ。本末転倒である。別途、案内を配ればよろしいのである。ちなみに福音書朗読台からのお知らせもいただけない。
今日の閉祭の歌は、「ＢＥＬＩＥＶＥ（作詞・作曲：杉本竜一）」（http://utagoekissa.web.infoseek.co.jp/believe.html（注意：急に曲が始まります。））であった。ＮＨＫ「行きもの地球紀行」のオープニング曲。
なぜ、閉祭にオープニング曲を？
自分にすれば「Unbelievable！」である。みんな分かって唱っているのであろうか？
文句ばかりで申し訳ない。
しかし、拙ブログをお読みになっている司教・司祭・助祭も多いようで、自分の意見を聞き届けていただければ幸いである。
2008年07月06日
めっきり その４
つまらない泣き言をお書きしたところ、多くの方に不愉快な思いをさせてしまったようで、申し訳なく思っている。
拙ブログにお書きしたとおり、基本的に『ドン・ボスコ』や『サレジオ会』が嫌い−性に合わない−というだけのことだけである。
教皇庁文書などは一般書店では取り扱っていないので、四谷まで求めに行く。信仰の助けとするための聖具を求める際も同様、四谷まで足を伸ばす。
その際、駅から最も近い『サンパウロ』を利用するというだけである。聖パウロ修道会にはお世話になっているブラザーもいらっしゃる。
当日は、聖パウロの祝日で『サンパウロ』等がお休みであり、せっかく四谷まで来たのに……というわけで女子パウロ会のシスターに教えてもらったとおり、やむを得ず『ドン・ボスコ』で書籍を求めた。
自分は刑事でもなければ、検事でもない。ましてや裁判官でもないので、おいそれと人を裁くことはできない。いわば「ワイドショー」的感覚にしか過ぎない。敢えて言えば、posukeさんの意見（「限りなくクロに近いグレー」）に近いかもしれない。
実際、一人の女性信徒が殺害されている。そして、残念なことに一人の外国人神父がその容疑者として取り調べを受けることとなった。
ここで、更に残念なことは、教会はこの捜査に一切協力をしなかったということである。指紋や血液など科学的な捜査の参考となるものの提出を一切拒んだということである。
サッサと警察に資料を提出すれば、何度も呼び出しを受けなくともいいのである。今でいう「ドーピング検査」と同じである。
友希さんはおっしゃる。
「そんな『つとめ』聞いたことがないよ。（怒）」と。
しかし、宗教団体が絡む犯罪では、往々にして信者はこのような態度をとる。実際、「スチュワーデス殺人事件」のときもこのような感じであったと資料は言う。
そして、
「『信徒のつとめ』。苦しむ人と共に。」
とも。強い味方現るという感じである。
ところで、今、日本でも進められている裁判員制度の導入。
実際、被告人が所属する宗教団体と裁判員が所属する宗教団体。
もし、同じ宗教団体に所属していれば、いきおいその判断は甘めになるし、敵対する宗教団体であれば、厳しい判断となるのではないだろうか？
陪審員制度が導入されているアメリカ合衆国では、陪審員の構成、とりわけ人種についてはよく聞く話ではある。宗教についてはどのようになっているのであろうか？忌避申し立てなどは可能なのであろうか？
刑事事件ではないが、津地鎮祭訴訟の控訴審判決を下した名古屋高等裁判所判事はキリスト教信者であったと聞いたことがある。結局、最高裁判所において覆された控訴審判決ではあるが、担当する判事の信仰箇条によってその判断がバラバラとなっては……。
2008年07月05日
首位をキープ【Ｊリーグディビジョン１・第１５節】
７月５日（土）。この日、我らが浦和レッドダイヤモンズはホーム埼玉スタジアム２○○２にＦＣ東京を迎えての第１５節のゲームを戦った。
勝利の歌声を聴くこともなく、いつの間にか季節は夏。自分もＴシャツ姿でスタジアムに向かった。
スタジアムには、４９，２１８人の観客が、我らが浦和レッドダイヤモンズの久しぶりの勝利の姿を一目見ようと駆けつけている。午後７時４分キックオフ。
前半３分には、ＦＷ田中達也（１１）がＧＫ塩田仁史を引きつける中、絶好のアシストでＦＷエジミウソン（１７）の先制ゴールである。
しかし、ゲームは１−０のまま膠着。今日もＧＫ都築龍太（２３）のファインセーブに助けられている。そして、ゲームも終了しようという８８分、後半５４分から田中達也に替わって出場の永井雄一郎（９）の駄目押しゴール。これで勝負あった！
勝ち点３を加え、２９まで伸ばし、首位をキープである。一方、前節まで勝ち点２６で並んでいた名古屋グランパスはアルビレックス新潟に敗れ、３位に後退である。
それにしても、ハラハラドキドキのゲームであったのは事実である。今日もＧＫ都築龍太に殊勲賞を贈らなければならない。もし、早めに同点に追いつかれていたら……と思うと、本当に勝てて良かった。
2008年07月04日
めっきり その３
非常に残念なことであるけれど、宗教が犯罪に絡むことの恐ろしさを再度確認することができた。
なお、この『スチュワーデス殺人事件』については、衆議院法務委員会でも触れられている（昭和３４年６月１８日 第２４号 （http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/031/0488/main.html））。
それほど多くの国民の関心を集めたということなのであろうか？
今朝、とんでもないニュースが入ってきた。こっそりと『痴漢行為』ではない。
・讀賣新聞
『グリーン車女性乗務員を連続強姦容疑…３４歳飲食店員逮捕』
・毎日新聞
『＜強姦＞東海道線車内で乗務員に連続性的暴行 ３４歳男起訴』
・時事通信
『女性乗務員を連続暴行＝早朝、走行中のＪＲ車内−
３４歳男を逮捕・神奈川県警』
周りの男達−特にＪＲ社員達−は何をしていたのであろうか？
これも『お客様へのサービスのひとつ』と、見て見ぬふりをしていたとは考えたくない。であれば、彼女たちが可哀想過ぎる。彼女たちにとっては、毎日のように通わなければならない『職場』なのである。彼女たちが安心して働けるよう守ることは、我々『男性の仕事の一つ』ではないであろうか。
もしかしたら、これも氷山の一角。
多くの女性乗務員は、今回のようにレイプされれば刑事事件となるものの、日常茶飯事の「お客様」からのセクハラ行為には、泣き寝入りさせられているのかもしれない。
教会も似ているところがある。
聖職者による性的犯罪。その被害者の多くは、幼気な未成年者である。
彼、彼女たちは満を持して、その被害を両親に訴えるのであろう。しかし、その『性職者（？）』を信じる教会のメンバー−悲惨な場合は両親でさえ−は、加害者である『性職者（？）』に立ってしまう。
聖職者の犯罪を見て見ぬふりをすることが『信徒のつとめ』であると勘違いをしているのである。
せめて日本カトリック教会は、彼ら、彼女たちが安心して来ることができる場でありたい。
2008年07月03日
めっきり その２
さびしさのあまり、情けない泣き言のブログを書いたものである。反省している。
しかし、そのような中、友希さん、おつるさん、そして、Ｐａｓさんから温かいコメントを頂くことができた。本当にありがとうございます。
ところで、みなさんは、「スチュワーデス殺人事件」をご存じなかったのですね。「２ちゃんねる」さんの掲示板でも触れられていたけれど……。
結局、この事件を知った信徒の多くは教会を離れ、知っている人は教会に近づかなかった。そして、何も知らない信徒だけが残ったということなのであろうか？
昭和３４年に起きた事件であるから「風化」してしまうのも仕方のないことかもしれない。
しかし、松本サリン事件、坂本弁護士拉致殺人事件、地下鉄サリン事件などオウム真理教が起こした事件については、みなさんの記憶にまだ残っているはずである。
教祖である「麻原彰晃」こと松本智津夫をはじめ、幹部や多くの信者に死刑などの厳しい判決が下されている。
一方、「スチュワーデス殺人事件」については、一人の逮捕者も出していない。しかも、容疑者として取り調べを受けていたドン・ボスコ社副社長を務める神父は「死刑」どころか、逮捕されることもなく、本国に出国しているのである。
そして、この事件を通して、カトリックにとって致命的であったのは、次のような事実である。
「この事件は、容疑者が外国人であることと、カソリックの神父であったことが厚い壁となった。カソリック団体から「神父が罪を犯すはずがない」として猛烈な圧力を捜査当局にかけたり、またカソリックの信者である某高官から「取り調べに手心を加えるよう」に申し入れがあったと言われている。まさに厚い壁と圧力がかかった事件であった。」（http://gonta13.at.infoseek.co.jp/newpage28.htm）
実際、ひとりの女性信徒が殺害されたのである。そして、その容疑者として、外国人神父が挙がった。そのような中、カトリックでは、殺された信徒の苦しみや悔しさに思いをはせるのではなく、容疑者逃亡に手を貸してしまったのである。
これは、「一人の破戒神父の犯罪」に止まらず、カトリックの「犯罪的行為」である。我々カトリック信徒としては決して忘れてはならない一つの、そして、大きな汚点である。
一昨年、我が教会では有志を募って「東京大司教区３教会バス巡礼」を企画した。このとき訪問した教会が、カトリック神田教会、カトリック高輪教会、そして、カトリック碑文谷教会である。
当時の巡礼パンフレットを拝見すると、カトリック碑文谷教会は、次のように説明されている。
「カトリック碑文谷教会・通称サレジオ教会堂は、江戸のサンタ・マリア聖堂と呼ばれている。
この聖堂は、１９４７年（昭和２２年）に目黒碑文谷に創設されたサレジオ修道会によって、１９５４年（昭和２９年）５月２２日に落成。当時ヴァチカン大使であったマクシミリアノ・デ・フルステンベルク大司教の手によって荘厳な献堂式が挙行された。
江戸のサンタ・マリア聖堂の名前の由来は、１７１５年（正徳５年）布教のために来日されていたイタリア人宣教師シドッチ師がキリシタン屋敷で死去され、そのとき師が所持されていたドルチ作の悲しみの聖母をしのび、江戸のサンタ・マリア聖堂と名称された。現在はこの聖堂を創設した修道会サレジオ会の名前からサレジオ教会として親しまれている。
建築様式はロマネスク式で、奥行き４７ｍ、幅１６ｍ、高さ２３ｍ、塔の高さ３６。美しいステンドグラスと壁画、そしてパイプオルガンの音。荘厳ですばらしい所です。」
そして、「おまけ」として、
「碑文谷教会で結婚式を挙げた有名人
松田聖子・神田正輝、古田敦也（プロ野球）・中井美穂、三浦和良（Ｊリーグ）・設楽りさ子」
とあり、つづく「おまけ２」では、次のように「スチュワーデス殺人事件」に触れている。
「当該サレジオ修道院は、松本清張が『黒い福音』−「救援物資の横流し、麻薬の密輸から殺人事件まで、“神の名”のもとに行われた恐るべき犯罪の数々。日本の国際的な立場が弱かったために、事件の核心に迫りながらキリスト教団の閉鎖的権威主義に屈せざるを得なかった警視庁−。現実に起こった外人神父による日本人スチュワーデス殺人事件の顛末に強い疑問と怒りをいだいた著者が綿密な調査を重ね、推理と解決を提示した問題作。」の素材とした「スチュワーデス怪死事件」の舞台。１９５９年（昭和３４年）の事件であり、作家松本清張はこの「スチュワーデス怪死事件」を国際的に立場がきわめて弱かった警視庁がベルギー人神父を逃がしてしまったこととカトリック教会が進んで疑惑を晴らそうとしない閉鎖権威主義という２つの点をテーマとした。」
この巡礼用パンフレットは非常にきれいに仕上がり、多くの参加者が喜んで手にしたものである。
2008年07月02日
めっきり
ここのところ、めっきりコメント数が減り、寂しいかぎりである。
麹町教会の一信徒さんのおっしゃるとおり、「スチュワーデス殺人事件」について言及したことがいろいろな方を敵に回すようなことになってしまったのであろうか？
その後、この麹町教会の一信徒さんからの返事もない……。
2008年07月01日
第２回拉致問題を考える川口市民の集い その３
６月２９日（日）。
自分は、ＪＲ川口駅東口フレンディアで開催された『第２回拉致問題を考える川口市民の集い』に参加した。
北朝鮮による日本人拉致については、カトリックでは、依然として無視を決め込んでいる。いや、それどころか、チュチェ思想国際研究所理事・武者小路公秀や日本キムイルソン主義研究会会長・田代菊雄などを講師として教えを請うている始末である（拙ブログ１月２４日付け『主体思想国際研究所理事』（http://blog.livedoor.jp/kasahara_7524/archives/2008-01.html#20080124）及び同２月７日付け『チュチェ思想とカトリック広島教区』（http://blog.livedoor.jp/kasahara_7524/archives/2008-02.html?p=2#20080207）参照）。
ここ川口も『親・共和国派』の司教の治める地であるし……。
拉致被害者の一刻も早い帰国を祈る信徒がいてもいいじゃない。家族・友人の不在への嘆きに共感できる信徒がいてもいいでしょ。と、カトリックさいたま教区では「異端」を貫く自分ではあったが、やはり、寂しく、悲しい。
そんな中、この日は、力強い仲間−横浜・山手教会のノムさんが川口にまで足を伸ばしてくださった。ノムさんの時事短評には、６月３０日付けで『拉致問題川口市民の集い』と題する「速報」が載っている（http://www.nomusan.com/~essay/index-jubilus.html）。
自分は「川口市民」でこそないものの隣町の者である。一方、ノムさんは、雨の日曜日にもかかわらず、遠く横浜からわざわざ駆けつけてくれたわけである。本当にありがたいことである。どうもありがとうございました。
ノムさんは午前中、カトリック川口教会でのミサに与ったそうである。
「９条の会」などの政治ポスターの掲示もなく、『谷色』が感じられない落ち着いた雰囲気を感じられたそうである。
ミサも日本人、ベトナム人、そして、フィリピン人が概ね３分の１ずつをしめ、日本語の共同祈願に引き続き、ベトナム語とタガログ語による祈願がされたそうである。
自分は川口教会でミサに与ったことはないが、若い中嶋司祭の司式のミサに好感を持たれたようで、以前のように、横浜教区からわざわざいらしていただいた信徒の前で醜態を晒すようなことがなかったようで、面目を保つことができた。
2008年06月30日
第２回拉致問題を考える川口市民の集い その２
浦山桐郎による脚本、監督の映画『キューポラのある街』（出演：吉永小百合・浜田光夫）（http://homepage2.nifty.com/e-tedukuri/kyupora.htm）の舞台となった川口市。
この映画でも描かれているとおり在日朝鮮人の多い街であった。この川口市周辺では、半径３キロの範囲に拉致被害者・特定失踪者が６人も出るという惨状を呈しているのである。
政府認定の拉致被害者である田口八重子さん。１歳、２歳のお子さんを残し、彼女が拉致されたのは、今から３０年前の今日、昭和５３年６月２９日であった。
この田口八重子さんが北朝鮮に拉致されて３０年を迎えたこの日、ＪＲ川口駅東口フレンディアを会場として『第２回拉致問題を考える川口市民の集い』が開催されたわけである。
自分は自教会でミサに与った後川口に向かったため、ＪＲ川口駅に着いたのは正午前となっていた。その改札前では、集いの案内のチラシをお配りしたり、会場であるフレンディアをご案内したりの手伝いしかできなかった。しかも、この日は雨。手に傘を持ち、ほとんどの方が当方で配布するチラシを受け取ってもらえなかった。心配しつつ、会場に向かうとそれは全くの杞憂であることが明かとなった。会場は超満員。座りきれない方々の「立ち見」まで出ている。やはり、地元川口市民の方々の北朝鮮による日本人拉致への意識は高いのである。彼ら、彼女らは、ＪＲを利用しない……。
この日の主催は、拉致問題を考える川口市民の会。
共催として、埼玉県、川口市、そして、田口八重子さんを救う会が名を連ね、北朝鮮に拉致された日本人を救出する埼玉の会、川口商工会議所、川口新郷工業団地協同組合が後援した。
共催団体として上田清司埼玉県知事及び岡村幸四郎川口市長が挨拶に立たれた。
地元自治体の首長が関心をお持ちになっていただけることは、一日も早い全拉致被害者の帰国を願う我々にとってとても大きな力となる。
この集会の最後に、小林一将作詞、藤井秀亮作曲の『翼（つばさ）』が、作曲の藤井秀亮さんギター演奏により唱われた。
小林一将さんが作詞のきっかけは、毎月第二日曜日午後２時〜４時、ＪＲ浦和駅西口伊勢丹前で行っている署名活動との出会いであったそうである。それも、寒い１月の夕方、薄暗い中での署名活動であったそうである。
この日のものではないが、その曲をここに紹介する。
http://piron326.seesaa.net/article/22821421.html
戻せ！戻せ！！この胸に、母の胸に。
帰せ！帰せ！！この腕に、父の腕に。
戻せ！帰せ！故郷へ、家族のもとに。
戻せ！帰せ！故郷へ、家族のもとに。
2008年06月29日
聖ペトロ聖パウロ使徒
６月２９日（日）。昨日の聖イグナチオ教会での「パウロ年開年ミサ」に引き続き、今日は自教会での「聖ペトロ聖パウロ使徒」のミサに与るおめぐみを頂けた。神に感謝である。
このミサにおいても、両形態による聖体拝領は行われず、徐々にではあるがきちんとしたミサに戻りつつある。たとえば、栄光の賛歌の時、着席してしまうなどおかしなことが行われていた。
２人の司祭のうち、ひとりはいろいろと変わったことをミサに導入されているのであるが、今回はもう一人の司祭による司式ミサであったので、栄光の賛歌も起立したまま唱えることができた（とは言っても、普段から一人起立したまま唱えているのであるが……）。
平和の賛歌の前に初聖体を受けていない信者に行列させることは依然続いているが、このことも止めてもらいたいものの一つである。司祭の前で手を出さずに頭を垂れていれば、司祭も了解して、祝福を与えてくれるのだから。オルガニストが変な音を出さずに静かに平和の賛歌へと移っていけばよろしいのである。
また、増収を目指して、献金を行列させて納めさせる方法。実際、この方法の功を奏して、増収が達成できているようであるが、これも止めた方がよろしい。他の教会では見たことがない。
2008年06月28日
パウロ年開年ミサ
教皇ベネディクト十六世は、使徒パウロの生誕２０００年を記念して、２００８年６月２８日から２００９年６月２９日までを「パウロ年」とお定めになり、パウロの霊性に導かれて学び、典礼・文化行事を行い、教会一致を促進するよう呼びかけられている。
東京大司教区
開年ミサ 麹町教会 ２００８年６月２８日（土）正午
閉年ミサ 関口教会 ２００９年６月２９日（月）午前１１時
大阪大司教区
開年ミサ 玉造教会 ２００８年７月５日（土）午後２時
閉年ミサ 玉造教会 ２００９年７月４日（土）午後２時
長崎大司教区
開年ミサ 浦上教会 ２００８年６月２９日（日）午後２時
閉年ミサ 浦上教会 ２００９年６月２８日（日）午後２時
ということで、不肖頬白親父も教皇ベネディクト十六世の呼びかけに少しでもお応えすることができればと、お隣東京大司教区の麹町教会（聖イグナチオ教会）での「パウロ年開年ミサ」に与る御恵を頂いた。
使徒を記念する赤色のカズラを身につけられた司式者岡田武夫大司教（東京大司教区）。そして、同様の赤色のカズラを身につけられている方、合わせて４名による共同司式である。
岡田大司教は、頭にミトラを着用されていた。そして、もう一人、ミトラを着用されている方がいらした。それは、駐日ローマ法王庁大使アルベルト・ボッターリ・デ・カステッロ大司教であった。
『宮内庁ホームページ』（http://www.kunaicho.go.jp/）より
「天皇皇后両陛下のご日程
平成１７年８月２５日(木) 天皇陛下
信任状捧呈式（マーシャル，ローマ法王庁）（宮殿）」
（http://www.kunaicho.go.jp/dounittei/photo1/photo-200508-384.html）
ミトラは着用されていないが、カズラを身にまとわれていたのは、麹町教会主任ドメニコ・ヴィタリ司祭と聖パウロ修道会管区長山内堅治司祭であった。
そして、その背後には、やはり赤色のストラを着用された司祭が１４名。
司祭不足が嘆かれている日本カトリックにあってもこの聖イグナチオ教会だけは「別世界」ではある。
説教は、岡田武夫大司教がなさった。日ごろ、「説教は苦手で……」とおっしゃる大司教ではあるが、パウロ年開会に当たっての心構え−パウロ書簡による観想の勧めなど−を話され、心に残る立派な説教であった。
ミサ後、従前から欲していた教皇ベネディクト十六世による「回勅『希望による救い』」と「使徒的勧告『愛の秘跡』」を求めるためにサンパウロに向かった。しかし、何ということかぁ！サンパウロは「臨時休業」であった。このような大イベントの時に『臨時休業』とは……。天の聖パウロも嘆いていることであろう。
偶然、お会いした女子パウロ会でシスターをされている青年会時代の知り合いにお話しすると「ドン・ボスコで買えば」ですって。せっかくのパウロ年開年なのに……。
自分はドン・ボスコ社は嫌いなのである。「スチュワーデス殺人事件」がどうしても思い浮かんでしまうのである。しかし、仕方がないドン・ボスコ社で両著を購入して、遅めの昼食をとった。
７時キックオフのゲームにはまだ十分余裕があるということで徒歩国立競技場に向かったわけである。サミット開催のためであろうか、首都東京もものものしい警備であった。
ところで、みなさんの教区・教会では、パウロ年開会の行事を予定されているのであろうか？