下校途中の女子高校生(16)のスカート内を撮影したとして、県警鯖江署は8日、越前町上川去、鯖江市立惜陰小学校臨時講師、仲保寛之容疑者(27)を、県迷惑防止条例違反(盗撮)容疑で逮捕した。「昨年9月ごろから数十人の若い女性を盗撮した」と容疑を認めており、同署が余罪を追及している。
調べでは、仲保容疑者は今月4日午後7時10分ごろ、鯖江市桜町2の市道で、自ら運転する乗用車を降り、歩いていた女子高校生に「すいません」と声をかけた。路上にしゃがみ込んで地図を広げ「ここはどこですか」などと質問する間に、30センチ四方の手提げバッグに仕込んだデジタルカメラで、スカート内を撮影した疑い。
学校などによると、仲保容疑者は今年4月から半年間の契約で臨時講師として任用され、4年生以上のクラスで教育助手として勤務していた。今立善教・同市教育長は「教育の仕事にたずさわる者として許されるべきことではありません。誠に遺憾です」とのコメントを発表した。【松井聡、菅沼舞】
毎日新聞 2008年7月9日 地方版