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長野市民病院:9月から紹介制 紹介状患者を優先診察、勤務医らの負担軽減 /長野

 長野市民病院(長野市富竹、竹前紀樹病院長)は8日、内科、外科など主な診療科を9月1日から紹介制とすると発表した。かかりつけ医の紹介状がある患者を優先診察し、勤務医や看護師の負担軽減すると同時に待ち時間の短縮などにつなげるという。近年の外来患者数の増加で、手術や入院診療への影響を避ける狙いがある。

 同病院によると、外来患者数は06年度・1日平均828人だったのが、07年度・同875人▽08年度・同891人と増加傾向にあり、多い日は約1100人に上るという。今年4月の外来患者数は1万8600人で、2年前から約20%増。急病センターなどを開設したことで、急患も大幅に増えたという。医師らも満足な休息を取れておらず、重病患者の診療などへの影響も懸念されるという。

 患者数の増加について、市民病院は「北信地域の近隣病院の医師不足がある」と分析する。年間外来患者数は約21万人のうち初診が約1割。紹介状を持参する患者は約45%にとどまる。

 一方、小児科、脳神経外科、婦人科の不妊治療の受診は紹介制の対象としない。市民病院は「緊急時を除き、かかりつけ医の紹介状と事前予約がないと診察を受け入れられないこともある」と話す。【福田智沙】

毎日新聞 2008年7月9日 地方版

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