テヘラン(AP) イラン国営テレビは9日、同国の革命防衛隊が演習中に中長距離ミサイル9発を試射したと伝えた。当局者らは、米国やイスラエルの脅威を受けた対応だとしている。
同防衛隊のトップ指揮官であるホセイン・サラミ将官は演習目的について、「ここ数週間に厳しい表現でイランを脅した敵に対し(同防衛隊の)決意と力を示す」と語ったとされる。演習はペルシャ湾とホルムズ海峡で行われた。
イラン国営テレビの報道では詳細は不明だが、試射されたミサイルの中には、射程2000キロの「シャハブ3」の新型も含まれていたという。
イランのアフマディネジャド大統領は前日、米国やイスラエルと交戦する可能性はないとの見解を示していた。