パワーハラスメントで雇用契約を打ち切られたなどとして、岡山大学病院(岡山市鹿田町2)に今年3月まで勤めていた看護師が、7日までに同大と上司3人を相手取り、雇用契約の存続と1000万円の賠償を求めて岡山地裁に提訴した。
訴状によると、看護師は07年4月から1年契約で同病院に勤務。直後から上司の看護師2人に「むかつく、死ね」などと威圧的な言葉で怒鳴られ、無視されたことなどから、吐き気や胃痛などの症状が現れた。同11月から2カ月間、病気のため休職し、部署異動を希望した。しかし、復職後は患者の案内や書籍リストの入力作業の部署に回され、08年3月で契約を打ち切る通知を受けたという。
岡山大は「事実関係を確認しているが、訴訟に影響するのでコメントは差し控えたい」としている。【松井豊】
毎日新聞 2008年7月8日 地方版