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Case1:集英社様「Mekke!」
「つくったあとが本当の仕事」
サイト構築を手掛ける会社は多いが、DNPデジタルコムの本領は、むしろ「つくったあと」に発揮されるといってもいいだろう。クライアントと密な関係をつくり、彼らの身になって最善のサービスを提供していくことがDNPデジタルコムの「商品」なのである。
クライアントとのつき合いが深くなれば相手の本音が見えてくる。本音をつかめば、クライアントの潜在的な課題を理解することができる。技術やサービスの提供を通じて、クライアントの側が「次の一手」に踏み込むことが究極の理想。澤田学の仕事は、その入り口に到達しつつあるようだ。
2002/02初旬
http://mekke.shueisha.co.jp/
対談者紹介
株式会社集英社
コミックス・コンテンツ販売部
次長
仲内 眞澄 氏
株式会社集英社
コミックス・コンテンツ販売部
マルチコンテンツ販売課 係長
岩永 美保子 氏
株式会社DNPデジタルコム
コンテンツソリューション本部
リーダー
澤田 学 氏
プロジェクト概要
集英社の屋台骨を支えているのは『少年ジャンプ』を中心としたコミック部門である。超人気コンテンツをいくつも抱える同社の場合、作品から派生するマーチャンダイジングビジネスの規模も大きい。従来、こうした“版権ビジネス”は玩具メーカーなどに委託するケースが大半だったが、「作家に近い立場で(集英社が)グッズを手がけてほしい」というユーザー(読者)サイドの要求に応えるかたちで、オリジナル商品の制作に着手するようになった。その販売窓口がWeb上で展開されるキャラクターショップ「Mekke!」である。商品の一部は「ジャンプショップ」と呼ばれる路面店でも販売されているが、ファン心理をくすぐるレアな商品はネット限定で販売されることが多い。コアなファン層から支持を集めるようになった「Mekke!」は、出版社の独自ECサイトの中では際立つ存在になっている。現在、同サイトの会員は14万人。20代男女を中心とした若い世代が主なユーザー層で平均客単価は決して高いわけではない。しかし、会員の多くは「アクティブ」であるため爆発的なヒットも生まれやすい。売上もサービス開始当初から2倍に伸びている。