2008年7月8日 19時36分更新
定年退職を控えた団塊の世代の人たちの経験や技術を生かそうと、8日、岡山市で就職面接会が開かれ、130人あまりが新たな職を求めて面接を受けました。
これは岡山県などが開いたもので、会場となった岡山市の桃太郎アリーナには、製造業やスーパー、食品会社など27社が集まりました。
定年退職を控えた団塊の世代を中心に135人が面接を受け、それぞれ希望する企業のブースを訪れると、人事担当者に仕事の内容を尋ねたり、自己PRをしたりしていました。
主催者によりますと、団塊の世代で仕事を探している人は全国で680万人に上るとみられていて、岡山県内では55歳以上の求職者がおよそ8000人いるということです。
これに対して、企業の側も中小企業を中心に人手不足になっている所が多く、専門の技術がある団塊の世代へのニーズが高まっていると言われています。
面接を受けにきた男性の1人は、「これまでの職場を早期退職して心機一転、新しい仕事をしようと思って来ました。職種は検討中ですが、自分にあった仕事を見つけたい」と話していました。