岡山放送局

2008年7月8日 19時36分更新

男性刺され大けが母親を逮捕


岡山市の住宅で、この家に住む44歳の男性が刃物で刺されて大けがをした事件で、逮捕された74歳の母親は「息子が嫌いだった」と供述しているということで、警察は日常的な親子のいさかいが事件の背景にあるのものとみて動機などを詳しく調べています。

この事件は、8日朝早く岡山市津島本町の会社役員、島本茂さん(44)が、自宅で背中などを刃物で刺されたものです。

茂さんは意識不明の重体となっていましたが、その後容体は回復に向かい命に別状はないということです。

警察は、同居している母親の島本明美容疑者(74)が「包丁で刺した」と犯行を認めたことなどから、殺人未遂の疑いで逮捕して調べを進めています。

これまでの調べによりますと、明美容疑者は長男の茂さん夫婦や孫と4人で暮らしてきましたが、普段から茂さんといさかいが絶えなかったということです。

調べに対して明美容疑者は「息子が嫌いだった」などと供述しているということで、警察は、日常的な親子のいさかいが事件の背景にあるものとみて犯行のいきさつや動機をさらに詳しく調べています。