年金記録、原本と全件照合 社保庁が方針転換厚生年金のコンピューター記録と、原本に当たる紙台帳で1・4%(約560万件相当)の入力ミスなどが見つかった問題で、社会保険庁は8日、受給者については国民年金、厚生年金すべての記録でコンピューターと紙台帳の照合を実施する方針を決めた。 これまで社保庁は、希望を申し出た人には照合を実施する方針を示していたが、全件照合については明示していなかった。これに対し、自民党などから「国民の理解が得られない」との批判があり、方針転換した。 「年金の給付申請があった際に照合する」としていた加入者の扱いも今後、見直しを検討する。ただ、受給者分だけでも費用は最大で約1500億円かかるとみられ、社保庁のずさんな事務処理の後始末にまた税金が投入されることになりそうだ。 社保庁は紙台帳を画像データ化し検索できるシステムを2009年度に開発し、10年度以降、申し出た人だけでなく、全件の照合に着手する方針。
【共同通信】
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