*この小説は一応スザ×ルルですが、一部に過激なシーンがございます。
病んだ二人が苦手な方は、読まないことをお勧めいたします。〜ぷりん〜
「二律背反」
[R-18 指定]
■
・・・君さえ。
傍にいてくれたなら・・・・・。
・・・お前さえ。
■
〜 The case of LELOUCH 〜
「・・・・・もうすぐ、時間だな」
俺は壁に背中を凭(もた)れさせながら、左腕の時計を見た。
直に時間が来る。
あいつらとの約束の時・・・そして、スザクが通る時刻が。
スザクは軍からの帰り、いつも同じ道を通る。
それは既に調査済みだった。
だから俺はあいつらとの待ち合わせを、
わざわざこの場所・・・学園の裏庭にしたのだ。
深夜の学園には人っ子一人いない。静かなものだ。
空に月が煌々と照り輝いている以外は。
俺は夜空の黄色い月を見上げる。
周囲の星々のきらめきを消し去るかのような、
その狂気にも似た圧倒的な輝きを目の当たりにして、
俺は思わず笑いが込み上げた。
これから始まるショーの観客として、実に申し分ない。
(お前もそこで見ていろ・・・スザクと一緒に、な)
俺の脳裏に先日スザクに投げつけられた、とある言葉が甦(よみがえ)る。
「・・・間違えた方法で得た結果に、価値はないと思うから」
そう言って、お前は俺を拒んだ・・・だが、俺は。
間違った方法でもいい。スザク、お前が欲しかったんだ。
でも、もう決してお前が手に入らないというのなら。
壊してしまえ。穢れてしまえ・・・修復不可能な程、滅茶苦茶に。
この俺の想いごと。そしてスザク、お前が抱いている俺への幻想ごと。
(粉々に砕いてやるさ・・・この俺のお前への執着と共に、な)
ふと、地面が暗くなった。どうやら雲が差して、月明かりが翳ったらしい。
同時に複数の声がして、俺の思考は遮られた。
・・・どうやら待ち人達が現れたようだ。
「待たせたな、ルルーシュ・ランペルージ」
「いや、時間通りだ。問題ない」
「本当にいいのか?」
「ああ・・・好きに、しろ」
男達の顔はさも好色そうに歪み、下卑た笑い声が上がった。
(・・・さあ、これでもう後戻りは出来ない・・・・・)
俺は口の端でニヤリと微笑んだ。
・・・こうして。「狂った宴」の幕は開いた。
■
〜 The case of SUZAKU 〜
「ルルーシュ、どうしたんだろう。最近、様子がおかしいよね・・・」
僕は軍からの帰り道を歩きながら、学校での出来事を振り返っていた。
今日は軍の仕事を早く上がれる日だったから、
久しぶりにルルーシュ達兄妹とゆっくり話がしたくて、
「今晩、君の家に行ってもいい?」と尋ねてみたのだが、彼の答えは「ノー」だった。
いや、今日だけじゃない。
最近ルルーシュは、夜どこかに出かけているみたいで、いつも部屋にいない。
(やっぱり明日こそは、ルルーシュにちゃんと聞いてみなくっちゃ・・・)
そう思いながら、僕が道の曲がり角を曲がった時だった。
前方から人の気配がして、思わず僕は立ち止まり、耳をそばだてた。
・・・間違いない。裏庭の方角からだ。
(こんな時間に学園内に人がいるなんて・・・まさか、泥棒?!)
急いで裏庭に駆けつけた僕が目にしたものは。
あまりにも衝撃的な光景だった。
・・・数人の男達が。一人の男を取り囲み、寄ってたかって嬲り者にしていた。
(集団リンチか・・・)
軍ではよくある光景だが、よく見ると男達の下半身は露にされ、
集中的に弄ばれている男は全裸だ。
(! 違う、これは強姦だっ!!)
しかし慌てて止めに入ろうとした僕の足は、
男達の輪の中心にいる一人の人物の顔を見て、その場で竦んでしまった。
「ル、ルルーシュ・・・・・・・っ!!!」
僕の大切な親友、ルルーシュは。
男達のものを両手にそれぞれ掴み、口に銜えて。
同時に三人の男達を相手にしていた・・・自ら進んで。
「・・・っ・・・くう、すげえ! マジで超気持ちいい」
「ランペルージ、フェラ巧すぎだぜ!」
「う・・・ああっ、ダ、ダメだ・・・もう、イク・・・・で、出る・・・・っ!」
クチュクチュという卑猥な音を辺りに響かせながら、
ルルーシュが両脇の男達のものを手で擦り、
中央の男のものを口いっぱいに頬張って、舌で舐め上げている。
そのあまりの気持ちよさに感極まった男が、ルルーシュの頭をぐいと鷲掴みにし、
無理やり引き寄せる。
ドプッという音と共に、自らの咥内に放たれた男の精液を、
ルルーシュはゴクゴクと喉を鳴らしながら、呑み込んでいった。
「んっ・・・んんっ・・・・・」
「たまんねえな、そのエロい顔・・・しっかし、副会長様、どういう風の吹き回し?
今までいくら誘っても、俺らなんか、歯牙にもかけなかったくせにさあ。
突然呼び出して、ヤラせてくれるなんて・・・」
「五月蝿い。お前達は黙ってイッてれば、それでいい。
折角この俺が奉仕してやってるんだ・・・準備は出来たんだろうな」
「もうとっくのとうだっつの! 早く! 早く、挿れさせてくれよっ!!」
いきり立った男がもう我慢できないといった態で、ルルーシュを組み敷こうとする。
「そんなにがっつくな。・・・前は嫌いだ。後ろからにしろ。
(お前達の顔を見ながらなんて、耐えられないからな)」
「了解了解・・・ほらよっ!」
「うあ・・・っ!!」
男はルルーシュの腰をがっちり掴むと、早速挿入を開始した。
ズブズブと音を立てて、めり込んでいく男の太く逞しいものは、
ルルーシュの狭い蕾を容赦なく蹂躙していく。
「っくうっ・・・、やべえ、スゴク締まるぜ!」
「おい、俺にも挿れさせてくれよっ!!」
「分かってるって! それにしてもランペルージがバック好きだとは意外だったぜ。
すました顔して、副会長様もとんだ淫乱だったって訳だ。・・・ほら、言ってみろよ。
その麗しい声で、「後ろからがイイんです、気持ちいい」ってな!」
「く・・・っ!・・・き、気持ちい・・・い・・・・ひあっ・・・ん!!」
男の強引なグラインドと突き上げに、ルルーシュは狂ったようによがっていた。
そんな彼の姿に僕の目は釘づけになり、身体はその場に固まったまま動けなかった。
・・・どれくらいの間、そうしていただろう。
狂宴はまだ続いているようだったが、いつしか僕は泣いていたようだ。
自らが零した涙で視界が遮られ、ルルーシュの姿がぼやけて見えなくなった時。
ふいに呪縛から解き放たれた僕は、全速力で走り出した。
どこをどうやって戻ったのか全く覚えていなかったが、
気がつくと僕は自分の部屋にいて。
荷物も服もそのままに、僕はベッドへと倒れこむ。
「・・・ルルーシュ。ルルーシュ、ルルーシュっ・・・・!!!」
彼の痴態が。猥らで艶かしい声が。脳裏にこびり付いて離れない。
僕は昂ぶりきった己のものを取り出して、力任せに慰めた。
「っ・・・くっ・・・ふ・・・ル・・ル・・・・ルルー・・・シュ・・・っ!」
・・・七年前のあの日。
君を守りたいと思った。
俺は汚れてもいい。人殺しになってもいい。君は・・・君だけは。
綺麗なままでいて欲しかった。だから、僕は。
「正しい方法」で世界を変えたかったのに。「正しい力」を求めたのに。
それが僕の決めた僕のルール・・・だけど。
君は俺を裏切るんだね。捨てるんだね。こんなやり方で、いともあっさりと。
「赦せない・・・・・」
男同士だから。許されないと思ってた。
孤高なまでに気位が高くて、潔癖な君に。
軽蔑されると思ってた・・・だから、諦めようと。
君への想いは胸の内に秘めたまま、墓場まで持っていこうと・・・そう思っていたのに。
「っ・・・く・・・!!」
複数の男達に輪姦(まわ)されて悦んでいた、
ルルーシュの潤んだような濡れた瞳が瞼に浮かんで、思わずゾクゾクとなる。
僕の屹立は見る間に膨れ上がり、ビクンと跳ねたかと思うと。
次の瞬間、ドロドロとした液体が掌に溢れ出た。
僕は愛液に塗れた自らの手を眺めながら、ある決意を固めていた。
■
「・・・俺をわざわざこんなところに呼び出して、一体何の用だ、スザク?」
次の日の放課後。
人気のない屋上で、ルルーシュとスザクの二人は対峙していた。
スザクが例の「屋根裏の合図」で、ルルーシュを誘ったのだ。
「・・・・・・・」
「人を誘っておいて、だんまりか・・・まあ、いい。
用がないなら、俺は戻るぞ。昨晩から体調が優れないからな」
「・・・・・複数の男達を、いっぺんに相手にしたからでしょ?
そんな慣れない事をするからだよ」
それを聞いたルルーシュは、一瞬瞳を丸くしたものの、
すぐに冷酷な態度を取り戻し、クスリと微笑んだ。
「・・・見てたのか」
「うん・・・その、偶然、通りかかって・・・ごめん」
「で。いつも正しいスザク様は、俺に説教の一つでも垂れたくなったと。
こういう訳か」
「・・・・・どうして。
何故、あんな真似を・・・自分を貶めるような事をするんだ!」
「どうしてかって? そんなの決まってる。・・・気持ちがいいからだよ」
「! そんなの、おかしいよっ! 間違ってる!!」
「何がだ。男同士でSEXすることが? それとも不特定多数を相手にすることが?」
「・・・男でも、女でも。君が相手のことを本当に好きなら構わない。
だけど。昨日の君は違った。ああいう事は、好き合った者同士がすることだろう!」
すると、それを聞いたルルーシュはさも可笑しいと言わんばかりに、一笑に付した。
「ハッ! 好き合ってなくたって、性欲は湧くさ。
そんな事は軍隊生活が長いお前の方が、その身に染みてよく知っているだろう。
男なんて因果なものだ。どうしたって、定期的な自慰行為が必要になる。
だったらその時々で、欲求が合致した人間を相手に選んだ方が、効率がいいというものだ。
・・・さあ、理由を言ってやったぞ。これで納得したか?」
「・・・・・・・」
尚も黙り込むスザクを見て、思わずルルーシュは目を伏せた。
だが気を取り直したように、顔を上げ、わざと強い口調で言い放つ。
「ふっ・・・さすがのお前も、俺のことなどこれで見放しただろう?
こんな薄汚れた俺に、もう用などない筈・・・さよならだな、スザク」
次の瞬間。
ルルーシュはスザクに両腕をきつく掴まれ、
屋上の壁に身体をぐいっと押し付けられていた。
「痛っ・・・! スザ・・・ク、離せ・・・っ!!」
「・・・厭だ。離さない。さよならなんて言わせない。
僕の傍から離れるなんて、そんなの絶対に赦さないっ!!!」
「スザ・・・」
「君は、俺のものだ・・・七年前から。そうでしょ、ルルーシュ」
「? 七年前? 何の、事だ・・・?」
突然出てきた「七年前」という単語に戸惑うルルーシュに、
スザクはゾクリとするような酷薄な笑みを浮かべ、吐き捨てた。
「他の男に君をいいようにされるくらいなら。俺が君を抱く。
いいよね、ルルーシュ? だって君は、好きなんでしょ・・・こういうコトが」
言いながら、スザクはルルーシュの制服をビリビリと破り去った。
ルルーシュは思ってもみなかった展開に、頭が混乱して怯えてしまう。
彼の予定では。
自分のことを軽蔑したスザクが罵り、怒りをぶつけながらも、立ち去って行き。
今頃は目出度く全てを喪っている筈だった・・・それなのに。
何故だ。どうしてこんな事になっている?
何の為に俺は、あんな連中とのおぞましい行為に耐えたというんだ。
「!! やめろっ、スザク! こんなのは、厭だ・・・お前らしくない!」
「ふうん。なら君は、どんな僕がいいの? どんな僕なら、僕らしいと思ってる訳?
ああ、僕一人じゃ物足りなかったのかな? でも大丈夫だよ。
僕、体力には自信があるからね。
ルルーシュが満足するまで挿れてあげるよ・・・いくらでも」
「っ?!」
スザクはルルーシュの唇を獰猛なキスで塞ぐと、乱暴にズボンを剥ぎ取った。
そしてルルーシュの手を無理やり壁に付かせ、背中を向けさせると、
後ろの孔を、指と舌を使って丹念に解(ほぐ)していった。
「ああっ・・・ス・・ザク、そんなトコ・・・や・・・め・・・んんっ!」
スザクはルルーシュの涙混じりの哀願を聞き入れるどころか、
更に指を奥まで挿し込んで、グチュグチュとルルーシュの裡を掻き回してくる。
「ひ・・・っ・・う・・・あっ・・・!!」
「やめろって言ってる割には、気持ちよさそうだよねえ・・・僕の指、そんなにイイの?」
「! よくな・・・い・・・早・・く、抜け・・っ・・・・!」
「ほんと、ルルーシュって嘘ばっかり吐くよね。
そんなイケナイ君には、お仕置きだよ」
スザクはルルーシュの孔に突っ込んでいる指を、二本に増やした。
「あ・・・あう・・・っ!」
「くすっ・・・ほら、やっぱりだ。君のココ。
僕の指を銜え込んじゃって、離してくれないよ?」
スザクの言葉のとおり、ルルーシュの蕾は既にぬるぬると湿って妖しく蠢き、
ずぷずぷという音を立てて、スザクの指を問題なくその裡に呑み込んでいく。
「君の裡・・・蕩けそうなくらいに熱いよ。絡み付いてくる。
うん、これだけ解れたなら、もう平気だよね」
スザクはにっこり笑って、それまで深く挿れていた自分の指をあっさりと抜き取った。
その代わりに、すっかりそそり立った自らのものに手を添えて、
ルルーシュの後ろにあてがっていく。
「!! スザク、待て・・・っ」
「力、抜いててね」
「うあっ・・・ああああっ!!!」
ルルーシュの上から覆い被さりながら。
スザクはルルーシュの耳元で、愉しそうに囁く。
「君はさ、こうして後ろから貫かれるのが好きなんだったよね?」
「! スザ、それは違う・・・っ」
「違わないでしょ? だって君が昨日言ったんだよ・・・その魅惑的な唇で。
君はいつも、ああやって男を誘うのかい?
後ろに突っ込んでくれるなら、誰でもいいんでしょ。
その証拠に、ほら、君のココ・・・こんなになってるよ」
スザクは意地悪く微笑みながら、硬くなったルルーシュ自身を右手の指先で軽く玩んだ。
そして左手の人差し指と中指は纏めてルルーシュの口に銜えさせ、
咥内をねっとりと掻き回していく。
「ん、んんっ・・・ふぐっ・・・」
スザクに上からも下からも責められて、ルルーシュは息苦しいまでに追い詰められた。
最奥まで捻じ込まれるスザクの猛々しい昂ぶりに、口の中で絡みつく指先に。
ルルーシュの襞は、舌は。我を忘れて吸い付いていく。
両の孔が熱と蜜と唾液でとろとろになった時。
ぐっ、と体重を乗せたスザクが、ルルーシュの裡を深く大きく穿った。
その瞬間、堪え切れなくなったスザクの怒張の先端から、
熱くどろりとしたものが吐精され、ルルーシュは凄まじい歓喜に目が眩んだ。
「っく・・・!」
「あっ・・・・・ああああああん!!」
どくどくと波打って放たれたスザクの愛液が、
ルルーシュの蜜と交じり合い、とろりと流れ出していく。
スザクが自らを引き抜くと同時に、ルルーシュは力尽きて床に崩れ落ちた。
その瞳は涙に濡れながらも、スザクを射抜くように睨み付けている。
「・・・も・・う、気が済んだか、スザク・・・ならば。
このまま俺のことは捨て置いて行け。そんな目で、俺を見るな・・・見ないでくれ」
するとスザクは、さも心外だといわんばかりにクスリと微笑んだ。
「何、寝言を言ってるの? 僕と君との宴はまだ始まったばかりだよ。
あんな大勢の男達を一度に相手する君のことだ。こんなのじゃ、全然満足出来ないでしょ。
だから僕が面倒を見てあげるよ・・・最後まで」
スザクは深く達した余韻で力なく横たわるルルーシュの躯を仰向けに返すと、
両膝を掴み、足を拡げていく。
「! 厭だ、スザクっ! もうこれ以上見るな・・・見るなっ!!」
ルルーシュの孔を指で容赦なく押し広げ、まるで検分するかのように、
スザクが顔を近づけてくる。
「ふふっ・・・ルルーシュの裡、僕の出した汁でドロドロになってるよ。
ルルーシュって、こんなにいやらしかったんだね・・・知らなかったよ」
「っぐ・・・ああ・・・・・っ!」
そしてスザクは再度、ルルーシュを犯し始めた・・・今度は前から。
躯は向き合ったまま、袋全体を掌で包み込まれ、軽く揺すられる。
袋の部分を持ち上げられ、後方の柔らかな部分を指で押されると、
一度達して萎えていた筈のルルーシュのものが、むくむくと頭を擡(もた)げ、
爆発的な射精感が背筋を駆け抜けていった。
「口では厭だって言うくせに、ちょっと擦って挿入(いれ)ただけで、勃っちゃうんだからね」
「あああああ・・・っ!!」
感極まった声で叫び、ぐったりとして果てるルルーシュをスザクは容赦なく攻め立てる。
「まだだ・・・まだだよ、ルルーシュ。まだ終わりじゃない・・・僕達は」
悦びに慄くルルーシュの腰をしっかりと抱え込み、
スザクは凶暴なまでに猛った自らの肉棒をじりじりと押し込んでいく。
深く・・・更に深くへと。
「も・・・苦し・・・い、スザク・・・スザ・・・ク!」
そう叫んだ瞬間、ルルーシュの眦(まなじり)に溜まっていた涙が、
筋となって零れ落ちていった。
屈辱ゆえに流れてきたものか、それとも快感ゆえに込み上げてきたものなのか。
ルルーシュは自分でも推し量ることは出来なかった。
その苦しみと屈辱の狭間で揺れる痛々しい表情が。
スザクに更なる快感をもたらす。
スザクは一度息を吐き、それから再び大きく吸い直すと、一気に腰を進めた。
「・・・あ・・・・・ん・・・う、ん・・・ふぁ・・・っ」
恍惚とした表情のルルーシュは、
もはやスザクに突き上げられるまま、素直にその躯を揺らしていた。
絡みつき、締め上げてくるルルーシュの内壁に、
スザクのものがますます興奮して膨れ上がる。
ふと、スザクの視線が、ルルーシュの手首へと留まった。
ルルーシュの白く華奢な手首は鬱血し、
先刻スザクがルルーシュを押さえ込んだ時に付けてしまった指の痕が、そのまま残っている。
その生々しい傷痕を見て。スザクの心はずきっと痛んだ。だが。
もう自分達は。留まれない・・・元には戻れない。
「親友」だった、昔には。ならば。
「ねえ、ルルーシュ。一緒に、堕ちよう」
「・・・ああ、スザク・・・共に・・・・・」
・・・君は。 僕の
もう。 モノだから・・・・・・・・。
・・・俺は。 お前の
= fin =
ぷりん:実はここのところ。私はかつてないスランプに陥っておりました。
きっかけは言わずと知れた、「DSコードギアス」(笑)。
その二周目のスザユフィの激ラブっぷりのあまりの容赦なさに、
直撃を受けてしまったのです。
24話&25話で感じてたスザルルの未来の悲惨さにも、今までは、
「妄想の中で二人を幸せにしたるっ!」と思えたものが、
「所詮、スザクはユフィしか目に入ってないのよね・・・」と、すっかり後ろ向きな状態に。
おかげで途中まで書いてた「新婚さん」の続きも、頓挫してました。
(「新婚さん」は白スザ×白ルルなので、糖度の高い妄想&捏造が必要なのです(笑))
それを救ってくれたのが、雅のSS「ルル太郎」の黒ルル。
あれを読んで目からウロコというか、初心に還れたというか、
「そっか、私も元々は黒ルルが好きだったんじゃん!白ルルが書けないなら、
黒ルルを書けばいいんだ!」と開き直れたのでありました。
自分的にはもっと二人を病ませたかったんだけど(どんだけ?)、
とりあえず「何も書けない、浮かばない」虚脱状態から脱せたということで、
よしとしたいと思います。雅&黒ルル&「LOVELESS」の立夏、萌えをどうもありがとうv
雅:凌辱系キター!
ルルのフェラテクが巧いのは、HOWTO本で勉強したからだそうです。
制服ビリビリに破られちゃって、明日から学校どうするの!?
あんなぶ厚そうな制服を破くスザクはやはり只者ではないな。
(気になったのはそこか?)
「どうせ手に入らないなら、いっそ無くなってしまえ」という
ルルの悲痛な決意は、黒天然には通用しなかったわけで。
どこまでも堕ちて行ったらいいよv
2007/12/3