名古屋市は10月、名古屋大学や民間企業と連携して市内への乗用車の乗り入れ規制の実験を始める。市内中心部の規制区域に入る際に500円前後を課金し、地下鉄など公共交通機関の利用を促す構想で、マイカー通勤者の協力を募る。二酸化炭素(CO2)などの排出量を削減するのが狙い。海外で広がっている車両乗り入れ規制の試みは国内では初めてとなる。
実験は12月末までの3カ月間で、制度名は「駐車デポジット制度」。名古屋市と名大のほか三菱重工業、NTTデータ、国土交通省などが参加する研究会で制度を構築した。
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