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シンポジウム:赤ちゃんポスト、国を交えた議論必要--県立大 /熊本

 熊本市の慈恵病院が運営する赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)に関するシンポジウムが6日、同市の県立大であった。慈恵病院の蓮田太二理事長や幸山政史市長らが設置の意義や国を交えた議論の必要性などを訴え、約200人の参加者が熱心に耳を傾けていた。

 同大の主催。蓮田理事長は、これまでに預けられた17人の子供のうち、新たに1人の身元が分かったことを明かした。これで身元が判明した子は10人になった。

 蓮田理事長は「現在は法の壁があり、無理だが、将来的には匿名出産(の実現)に持っていきたい。(病院に行けずに)自宅で分娩(ぶんべん)するのは危険だ」と、事情があって養育できない母親が安心して出産できる環境づくりが必要だと述べた。

 また、幸山市長は「ゆりかごは秋ごろに出る県の中期的検証をもとに、国を交えた議論を求めていく」と述べた。【結城かほる】

毎日新聞 2008年7月8日 地方版

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