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環境・自然・科学
北方領土周辺に大油田?ロシア人学者 論文を発表へ(07/08 00:47)【ユジノサハリンスク7日津野慶】北方領土を含む千島列島沖の大陸棚に、大規模な油田が存在する可能性があるとする論文を、ロシア人学者が準備していることが7日、分かった。事実とすれば、領土問題に影響する可能性もある。インタファクス通信が伝えた。 執筆者は、ロシア科学アカデミー極東支部海洋地質学・地球物理学研究所(サハリン州ユジノサハリンスク)のアレクサンドル・イリエフ主任研究員らのグループ。 油田の存在が指摘されているのは、歯舞群島から千島列島中部にかけての太平洋側の大陸棚。原油の推定埋蔵量は、少なくとも12億トンから16億トンという。事実とすれば、開発が進められているサハリン大陸棚の埋蔵量に匹敵する規模だ。 イリエフ氏は「千島列島のように島々が弧を描いて連なる場所は、地質学的に油田が存在する可能性が高い」とし、試掘調査を行うべきだと主張。論文は年内にも発表する。 同氏によると旧ソ連時代の1980年代初め、道東沖で石油と天然ガスが見つかり、同氏らが調査。87年に論文発表も計画したが、資金難などで研究が中断していたという。 |
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