昨日は病院へ。
あの先生は本当に素晴らしい方で、しかもファンキーでダンディ。
まだお若いと思うけど、すごい存在感と、病気を必ず治そうとする熱意。
旦那のことをダーリンと呼び、ふたりで、ありがとうございましたと言ったら。
「今ハモったね!!ハモったよね!?仲良しだなあ~大丈夫、ふたりで頑張れば絶対治るよ!
君たちはとても繊細だけど頑張り屋さんだから優等生だよ!!」
それから、その先生の口癖は
「素晴らしい!!」
例えば、少し睡眠が取れるようになりました。と言えば、「素晴らしい!!」
食事が食べられるようになりました。と言えば、「素晴らしい!!」
そしていつも最後に、
「僕は君の主治医になって、まだ半年しか経っていない。
半年前を思い出してみて。今とどっちが辛い?
いつもいちばん苦しかった時のことを忘れてはいけないよ。
過去より今の方がずっと良くなった、楽になれた、だからこの先もっと良くなるんだって思うんだよ。」
と、言ってくれる。
たくさんの病院をハシゴしたけれど、その病気は特殊なので診られませんと、どこに行っても追い返されるか。
もしくは薬だけアホみたいに飲まされて薬漬けで誤魔化されるか。
あの先生にお会いしていなかったらどうなっていただろうと思うと・・・。
私達が結婚した時、どんなに喜んでくれたことか。
「結婚したんだね!!先生は本当に心から嬉しいよ!!
こういう仕事をしているとね、離婚はたくさんあるんだよ、病中に結婚する人なんて本当に珍しい。
素敵なダーリンに出会ったね。
先生はそんな吉報を聞けて本当に嬉しいよ!!今日はとてもいい日だ!!」
と。
こんな懸命で素晴らしい人に出会えること自体、多くない。
私は一生、死ぬまでずっとこの先生に感謝して生きていくだろう。
それからもうひとつ吉報。
旦那を、私の尊敬するPAさん(PA=音響、ホールで音を出す人のこと)にお願いし、とあるPA会社に入れてもらうことが出来ました。
その会社の上司の方が、旦那をとても気に入って下さり、
「あの子は絶対一流のサウンドエンジニアになるよ、
俺に任せてくれよ、絶対育てあげたい人材だ。」
と言っていただいたのです。
なんて嬉しかったことか。
彼は、前の職場では仕事が出来ないと、上司にたたかれてばかりいましたが、
私は自分がステージに上がるときには、必ず彼にエンジニアをお願いしていました。
何故なら、彼は耳が良かったからです。
音にはたくさんの種類があり、元が同じ素材(バンド、機材)でも、不快感を与える音、愉快にさせる音、感動させる音、威圧される音などがあります。
人間の耳に聴こえる音域、ハイ(高音)、ミドル(人間の耳にいちばん聞こえる範囲の音)、ロー(低音)を駆使し、ライブホールの作りと、バンドから出る音、を音響機材を使用することで、アーティストのいちばんいいところを引き出し、お客さんに音楽を届けるといういわば音の職人です。
この職業は、耳が鍛えられていることが大変重要であり、普段から音楽を聞き漁るという努力が必要となります。
彼は両方を兼ね揃えていると私は思っていました。
それは、彼がDJもやっていることにも関係していると思っていました。
そう思っているのは私と、私のバンドのメンバーであったギタリスト、ドラマーの3人だけだったかも知れません。
それが、とうとう認めてくれる人が現れたのですから、こんな嬉しいことはありません。
あとは彼が頑張ってくれるだけです。
今回、この件に関して関わってくださった高橋さんには心から感謝しています。
高橋さんに出会ったのは、私がバンドをはじめたばかりの頃、まだまだライブハウスのことなど何も知らない時で、当然イベンターなどしていませんでしたが、ずっとお世話になってばかりいます。
こうして手を貸していただいたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。
音楽に関わる仕事には、愛情も共に必要だと私は考えています。
何故ライブホールにお客さんが来るのか、それを考えれば当たり前のことです。
私の歌は彼の、(旦那の)技術によって、フロアのお客さんに伝えられました。
そして私はたくさんの方と出会いました。
私達はお互いずっと前からたくさんのものを与え合ってきたのかも知れません。
私はこれこそ運命的だと思っています。
意外とロマンチストなんでね。笑。
私は今、ステージに立つことが出来ませんが、このブログから、何かが伝わっているならば、とても嬉しく思っています。
メッセージやメールをくださったたくさんの方々、本当にありがとうございます。
私は絶対に負けません。
美しい空を、仰ぎましょう。
みんなで。
Yeah!! Love & Peace!!
Rock is love and a wonderful & beautiful life for me!!!!!