アニメの巨匠・宮崎駿監督(67)の最新作「崖の上のポニョ」(19日公開)の完成報告会が7日、都内で行われ、鈴木敏夫プロデューサー(59)が出席した。
世界的評価も高い宮崎作品だけに海外公開は通例だが、今回は「北米に力を入れてみたい」と宣言。本格進出にあたり、多くのスティーブン・スピルバーグ監督作品に携わる映画プロデューサーのフランク・マーシャル、キャスリーン・ケネディ夫妻にプロデュースを依頼したことを明かした。親子関係の描き方など、「アメリカの人からするととんでもない映画」という今作だが「(日米間の違いを)超えたところで描いている」と成功に自信。先日来日したジョージ・ルーカス監督にも「あの2人に任せたら絶対うまくいく」と太鼓判を押されたという。
また、この日はさかなの子・ポニョが人間に変身、海を疾走するカットも初公開。公開まで2週間を切り、鈴木Pは「世の中の雰囲気が悪くてどんよりしているので、ポニョでお祭りをやりたい」と七夕の願い事を語った。