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07/07-12:50--パーク・アンド・バスライド　高速路線で好調　駐車場相次ぎ拡張

　東京、大阪などに向かう高速路線バス利用者の「パーク・アンド・バスライド（Ｐ＆ＢＲ）」が伸びている。両備ホールディングス（岡山市錦町）と下津井電鉄（同市大元駅前）がインターチェンジ（ＩＣ）付近の停留所に隣接して駐車場を設けているが、利用が好調で収容台数を相次ぎ拡大。利便性の良さを乗客の増加につなげたい考えだ。 　Ｐ＆ＢＲは、マイカーで停留所に向かい、バスに乗り換えて移動する利用方法。渋滞緩和などに効果があるとして、岡山市内の一般路線で普及が進んでいる。 　高速バスでは、両備ＨＤが０４年に同市富原の山陽自動車道岡山ＩＣ付近に停留所と１２０台収容の駐車場を設置した。 　週末を中心に満車が続き、０６年に８０台増設。関西空港行きの運行開始でさらに利用が増え、今年６月に５０台分増強し、平均７０％台の利用率で推移している。 　下電も、０５年から同市横井上に４０台の停留所兼駐車場を開設。利用増を受け今年５月に３０台増やした。 　山陽ＩＣ付近も利用が好調。赤磐市立川に停留所を構える両備は、８０％台の利用率を踏まえ、７月から１２０台収容に倍増。同市河本に停留所を置く下電も昨年、収容台数を５割増やした。 　山陽ＩＣ停留所の利用動向について、両備ＨＤは「地元よりも瀬戸内市や西大寺、東岡山方面からの利用者が多い」と分析する。 　Ｐ＆ＢＲ利用増の要因として、駐車料金の５日間無料、深夜発着でも最終電車を気にせず向かえる利便性が挙げられ、下電は「大きな荷物があっても車なら安心。最近は大学生の利用もある」と話す。 　Ｐ＆ＢＲによる乗車率への波及は、両社とも算出していないが「減ってはいない」と回答。今後の駐車場拡張は、利用動向を見ながら検討するという。

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