2008年7月7日 23時30分更新
また、倉敷市の水島コンビナートでは、洗濯のりなどを作っている化学工場でも原料となる引火性の高い液体が漏れました。
従業員などにけがはなく、警察と消防で漏れた原因を調べています。
7日午前11時ごろ、倉敷市松江の「日本合成化学工業水島工場」で、5階建てのプラントの4階にある配管から「酢酸ビニル」と呼ばれる液体が霧状になって漏れているのを巡回中の従業員が見つけました。
このため工場が配管のバルブを閉めるなどして対処した結果、液体漏れは午後1時半ごろには止まり、けがをした人はいませんでした。
工場によりますと、漏れた液体は洗濯のりなどをつくる原料で毒性はありませんが、引火性が高いということで、消防が5台の消防車を出して警戒にあたるとともに水で薄める作業にあたりました。
現場は、既に火災が起きる危険性はなくなったということで、警察と消防では、工場の関係者から説明を聞くなどして漏れた液体の量や原因を調べています。