2008年7月7日 23時30分更新
倉敷市の美観地区の川にいたコイにコイヘルペスウイルスの陽性反応があり、岡山県は倉敷市に対して衰弱したり死んだりしたコイを見つけたら焼却処分するよう要請しました。
岡山県によりますと今月4日、倉敷市中心部にある美観地区の倉敷川で1週間ほど前からコイが相次いで死んでいるという情報が市に寄せられました。
これを受けて岡山県水産試験場が川で衰弱していたニシキゴイ2匹を詳しく調べたところ、7日、コイヘルペスウイルスの陽性反応が出たということです。
倉敷川やその流域などではコイの養殖は行われていませんが、県は、倉敷市に対して、この川や周辺で衰弱したり死んだりしたコイを見つけた場合は、回収して焼却処分するよう要請しました。
県では今後、県内の各市町村や漁協に対しても監視を強化するよう要請する方針です。
倉敷川では先月28日から7日にかけてニシキゴイ19匹とマゴイ2匹が死に、いずれも倉敷市が焼却処分したということです。