臨時記事ですので、のちほど削除すると思います。日々の天気には直接関係ありませんので、興味のない方はぜひとも無視してくだされ。 まあ、論争が人気ブログで活発に行われております。争点は7/1,15時の天気図の描画。 別に私は森田様を感情論で責める、敵対視するつもりは更々ありません。ただ、新聞の記事にするほどにまで大げさに議論するほどのことかと・・・。気象庁の見解は大筋で納得ですし、的を射ているでしょう。韓国の高気圧一まとめの描画法もよし、気象庁の熱的低気圧表現もよし、ただ気象庁は日中の内陸のデータを生かした結果ということで、ああなった。つまりはこれが正しい、あれが間違っているということなどないのです。天気図の書き方や、表現法にも多少のブレがあって、これは天気の面白さを語るべきなのでしょう。森田様も『天気の面白さを伝えたい・・・気象マニア向けの記事は作らない』という方針ならば、あのような気象庁批判一辺倒の記事は感心できない、感情論ですね。あたかも気象庁のようなお役人さんに嫉妬感情や学歴コンプレックスをぶちまけているかのような、いさぎの悪さすら感じてしまいます。もう少し議論は冷静に、昭和の天気図や情緒あふれる情報伝達・・なつかしむ気持ちは私にもよく理解できます。ただそれと、学問としての気象、正確さを要求される気象とは、どうあるべきか、を考えることとは別であり、感情論と気象学論は別にして論じるべきではないか。 以前私は『我こそが正しいという姿勢は、自然科学の議論からは程遠いものだ』というお叱りを受けた記憶〔とはいえ私自身すべての自論が正しいなどとは言った覚えは無いのですが、そう解釈されたらしい〕がありますが、この記事に関しては森田氏はまさに自分が放ったこの言葉をかみしめるべきではないでしょうか。気象庁の見解も、よく吟味し、最新のコンピュータによる特性も、よく理解し、予報精度向上に努めていく努力はされるべきだと考えますが、如何なものか。 けんか腰や感情論はよくないです。 私は争いが嫌いです。その前に争うような要素はこの天気図から何一つ感じません。敵対心むき出しの姿勢を改め、気象庁の見解にもっと耳傾けるべきでしょう。 あと森田様はどうもデータをあまり重要視しない、どちらかというと気象データを軽視する傾向を感じます。これには私も警鐘を鳴らしたい。描画法がどうであれ、7月1日15時、日本列島の内陸広域で気圧低下が観測されたというデータがあります。それを人間の勝手な恣意で無視するというのも気になります。以前森田様がお書きになった著書にも東京の観測データに重大な誤りがありましたね〔雪ヲタならば激怒するような重大なミスです〕。また地球温暖化の監視や兆候を鋭敏に捉えるには、+0.2℃くらいのわずかな気温上昇にも敏感であるべきですが、森田様はかなり大雑把な捉え方をしているように思えます。 気象の世界はデータこそ命ですから、もう少し観測データに忠実で、敏感であってほしいものです。 |
<< 前記事(2008/07/07) | トップへ |
<< 前記事(2008/07/07) | トップへ |